食べ物で心をケアする講座31

栄養素でストレスに強くなる

ストレスを受けると「ストレスに対抗するための栄養素」「ストレスに対抗するホルモンや脳内物質」「体内物質の生産に必要な栄養素」などが消費されます。ですからストレス対抗する時に必要な栄養素を十分にとることでストレスから体と心を守り耐え抜く力を向上することができます。

ただし、そうした栄養素を十分に取ったとしても、カフェイン、アルコール、白砂糖などを大量に摂取し続けていると効果は半減してしまいます。これらの食品はストレス対抗栄養素の働きを邪魔したり、ストレス自体を強化したり、引き起こしたりしてまうからです。

ストレス対抗栄養素
  • ビタミンB群
    脳が快適に働くため、ストレス対抗ホルモンを副腎でためには必須の栄養素です。
  • カルシウム、マグネシウム
    心身をリラックスさせる働きがあります。
  • カリウム
    エネルギー生産酵素の活性化、タンパク質の合成などに必要です。
  • ハーブやアミノ酸
    ストレス脳の過剰反応を抑えてくれます。

ストレスを受けるとビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、カリウムが消費され、不足すると不安が強くなってしまいます。強いストレスを受けている場合、ビタミンB1、ナイアシン(B3)、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、カルシウム、マグネシウム、オメガ3系脂肪酸を十分に摂取しましょう。

普段からストレス対抗栄養素をしっかり摂取して体に行き渡っているとストレスに対抗する力が強くなっているので、「深呼吸をする」「気分転換をする」など、これまでのストレス解消法はより高い効果を発揮するようになるでしょう。栄養素ごとの毎日の摂取量を意識しながら必要な栄養素を十分に摂取しましょう。

基準量を目安に摂取し始めたら体調を見ながらテストしていきましょう。補助食品などで摂取する場合は新しい栄養素を1つづつ追加して体調を観察していきましょう。

ストレス対抗栄養素

ビタミンB

ビタミンB胚芽米、焼き豚
ビタミンBうなぎかば焼き、卵、納豆
ビタミンBマグロの刺身、バナナ
ビタミンB12焼き鳥レバー、牛乳
ナイアシンマグロの刺身、牛乳
パントテン酸牛乳、卵
葉酸小松菜、卵
ビオチン腸内細菌なども生産していて、多くの食品に含まれています。

オメガ3脂肪酸

エイコサペンタエン酸(EPA

ドコサヘキサエン酸(DHA

さば、まぐろ(脂身)、いわし、さんまぶり]、さけにしんなどの青魚
アルファリノレイン酸亜麻仁油、えごま油、シソ油
ミネラルカルシウム小魚類、牛乳、乳製品、大豆製品、海藻類など
カリウムイモ類、海藻類、アボガド、バナナ、ほうれん草、大豆など
マグネシウムナッツ、アーモンド、ひじき、納豆、玄米、豆腐、ほうれん草、カキ、スイートコーンなど。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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