食べ物で心をケアする講座45

安全に健康的に疲労から回復するために

依存性のない安全な疲労回復栄養素があります

最近では健康に良くて依存性もなく元気・やる気を引き出してくれる栄養素が沢山見つかっています。それらを利用することで依存性がある興奮剤に頼らなくても元気でパワフルに、そして健康的に生活することができます。

チロシン

チロシンには副腎の働きを高めることで疲労回復する働きもあります。チロシンは脳内でフェニルアラニンから作られます。(フェニルアラニンと同じ効果があります)フェニルアラニンより早く代謝されるのでチロシンの方が即効性があります。

チロシンは血液―脳関門を通過し、ドーパミン→ノルアドレナリン→アドレナリン→甲状腺ホルモン(チロキシン)と変化します。(エンドルフィン、エンケファリンの原料にもなっています)甲状腺ホルモン
は代謝効率やエネルギーの生産に強い影響を与えているので、甲状腺ホルモンのレベル低下すると、甲状腺の機能が低下してエネルギー不足に陥り、やる気も元気も出なくなってしまいます。

長期間ストレスを受け続けるとチロシンが大量消費されてしまうので、脳内のチロシンやノルアドレナリンのレベルが低下ししてしまいます。脳内のノルアドレナリンレベルが下がると仕事の効率が落ちてしまいます。チロシンの推奨摂取量は個人差が大きいので、サプリメントなどで補う場合は1日100mg程度の摂取から始めるとよいでしょう。そして少しずつ最適な量になるまで増やしていきましょう。

またエネルギー不足や疲れを感じた時に摂取するのもオススメです。チロシンは苦みを感じる成分としてバナナやアボカドなどの果物に多く含まれています。糖分と一緒に摂取すると吸収が良くなる性質があり、果物から摂取することで効率良く摂取することができます。チロシンを含む果物のひとつにりんごがあります。たけのこをゆでると白い粉末が出ますが、これはチロシンが結晶化したものです。

光を浴びる女性

チロシン摂取の注意

以下の人たちは医師に相談してから摂取するようにしてください。

  • 抗うつ薬としてMAO阻害剤を服用している人
  • 肝臓障害のある人
  • 妊婦や授乳中の女性
  • 高血圧の人
  • 統合失調症の人

おすすめの摂取方法

チロシンの摂取は250~1000mgが目安だといわれていますが、血圧を上げる可能性があるので大量に摂取する場合は医師に相談しましょう。朝、空腹時に摂取すると効果的です。眠れなくなってしまうので就寝前の摂取は避けるようにしましょう。

気分の向上、元気とやる気が出る、甲状腺の機能を高める

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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