疲れが取れやすい体を作ろう27

疲れに強い体を手に入れよう

幸せ力講師

疲れに強い体を手に入れるためのポイントは「①自律神経」「②エネルギー代謝」「③免疫」の3つです。
この3つの働きをよく理解して上手に働きかけることで、疲れをシッカリと回復させることができるようになります。

疲れをしっかり回復させることは、今の自分の心身の機能を最高レベルで引き出すことができるようになります。
心身の機能を最高レベルで引き出せるようになることで、人生はより豊かなものになるはずです。

免疫機能2

ここではその中のひとつ免疫機能について考えてみましょう。
免疫機能とは自己防衛機能(ケガや病気にならない力)と自己再生機能(体を修復する力)の2つです。

2:自己再生機能

元気な女性

自己再生機能は遺伝子に記憶されていて、生まれた時には親から受け継がれています。
その遺伝子に従って壊れた細胞は再生されますが、その時タンパク質の原料である必アミノ酸が必要です。

ですから自己再生機能を向上させるためにはバランス良く十分なアミノ酸を摂取することが必要です。

また体の修復機能に強い影響を与える成長ホルモンの分泌を促進させるために適度な運動をすることや、睡眠の質を向上させるために規則正しい生活習慣も大切です。
体温が高すぎたり低すぎたりすると、自己再生に必要な酵素の働きが低下してしまうので、体温を36.5度前後に保つこと、血流状態を良好に保つことも意識する必要があります。

血流状態が悪化すると修復に必要な栄養素を必要な部分まで運ぶことができなくなってしまうため自己再生能力は低下してしまいます。

顆粒球とリンパ球の増減

やる気・元気なおじいさん

顆粒球はノルアドレナリンによって活性化して、アセチルコリンによって抑制されていて、リンパ球はその反対です。

自律神経はノルアドレナリンとアセチルコリンの量をコントロールして顆粒球とリンパ球の数を調節しています。
交感神経が活発な時は活動的になることで体がケガをしやすくなって、細菌が体に侵入する機会が増加するため顆粒球を増加させて体を守ります。

そして副交感神経が優位の時は体に必要のない細胞などを除去するのです。

顆粒球が増えすぎると

化膿性の炎症が起きるので、にきび、おでき、急性肺炎、急性虫垂炎、肝炎、化膿性扁桃炎、骨髄炎などがおきやすくなります。
粘膜状で顆粒球が役目を終える時に活性酸素が増加し、体温が低下して酵素の働きが悪くなり組織の老化が進みます。

その結果、シミ、シワ、くすみ、動脈硬化などが進みます。
体のあちこちで組織の破壊も進みます。
口内炎、歯槽膿漏、胃炎な、がん、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、十二指腸潰瘍、白内障、糖尿病、痛風、甲状腺機能障害、クローン病などになるリスクが上昇します。

リンパ球が増え過ぎると

通常なら外敵とみなさないようなもの(ホコリ、花粉など)まで外敵として反応するようになりアレルギー反応が出やすくなります。
喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症、鼻炎などのリスクが上昇します。

貧血・不安な女性

補足

アドレナリンとノルアドレナリンは、両方とも快感物質であるドーパミンを前駆体として合成される物質です。
ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンは、全て交感神経系を興奮させる物質で、抗ストレス作用を持ちます。

これらはフェニルアラニン(必須アミノ酸)→チロシン(アミノ酸)→Lドーパ→ドーパミン(神経伝達物質)→ノルアドレナリン(神経伝達物質)→アドレナリン(副腎髄質ホルモン)という順番で変化して生きます。

アドレナリンとノルアドレナリンは心拍数の上昇・血圧の上昇・筋肉増強・脂肪の分解促進・消化吸収の制限などの同じよ作用を持っています。
アセチルコリンは副交感神経や運動神経の末端から放出される物質です。

アセチルコリンの主な役割は「副交感神経(リラックス神経)」と「交感神経(昼間の活動中の神経)」を切り替えることです。

アセチルコリンが不足すると朝、スッキリと目覚められない、夜何回も目が覚めてしまう、寝つきが悪い、気分の浮き沈みが激しい、慢性的な肩こりや腰痛がある、たくさん寝ても眠気が取れないなどの症状が起こることがあります。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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