ミネラルは心と体の助っ人

ミネラルと心

適切な量のミネラルがないと脳と身体は正しく機能できません。ミネラルには

  • 栄養素からのエネルギー生産を助ける
  • 酵素の働きを助ける

などの援助者としての働きがあるからです。ですからミネラルが不足すると体だけでなく心のの働きにも不具合が生じて、落ち込みやすい、イライラしやすい、集中力がない、何かにこだわってしまう・・・など様々な症状を引き起こしてしまいます。

頭痛・悩む女性

心の問題が起きた時、食事を見直しミネラルの不足を補うことで心を穏やかにすることができることも多いのです。

それぞれのミネラルの働き

ミネラル名働き多く含む食べ物
亜鉛亜鉛は多くの酵素の補酵素としてもはらく重要なミネラルです。不足すると脳機能に悪影響を及ぼします。
 学習や行動の障害やストレスに上手に対処できなくなる
 亜鉛不足の母から生まれた子供は、凶暴かつ攻撃的になる。
肉類、魚貝類に多く含まれています。
肉類では、レバー、ハム、鶏肉、鶏卵など
魚介類では、魚、粒貝、牡蠣、カニなど
ミルクやナッツ類(アーモンド、ヘーゼルナッツ、胡桃)にも豊富に含まれています。
マグネシウムマグネシウムが不足すると、エネルギー不足、タンパク質不足に陥りやすくなります。その結果、イライラ、心の混乱、性格の変化、記憶困難、学習障害などの症状が現れます。穀類、ひまわりの種、緑黄色野菜など
マグネシウムは水に溶けだしやすいので(約50%)、煮物は汁も飲みましょう。
鉄の最大の役割は、赤血球を作り、酸素を運ぶことです。(体内の鉄の75%は赤血球をつくる部品)(残りの25%は肝臓と脾臓にあります)また、肝臓は外から人体に入ってきた毒物を酸化して無毒化しています。(解毒:鉄を含んだ酵素を使う)また、妊娠中の女性は不足しがちです。おなかの胎児が成長する時に、沢山の鉄が必要なのです。
鉄不足によってあらわれる症状は、頭痛、顔色が悪い、疲れやすい、イライラして短気になるなどで、うつ病と混同しやすいと言われています。
水前寺ノリ、ひじき、きくらげ、煮干、ブタレバー、赤みの肉など。
マンガンマンガンは血糖値のコントロールに関わる酵素、エネルギー代謝に関わる酵素など、多くの酵素の補因子として活躍します。ですから、これが不足すると、高血糖や糖尿病になりやすくなります。また、マンガンは記憶に関わる伝達物質のアセチルコリンの生産にも欠かせません。
マンガンが不足すると、骨格異常、糖質の代謝障害、脂質代謝異常、生殖機能低下、運動失調、皮膚代謝の異常などが起こりやすくなります。しかし、マンガンレベルが異常に高くなると、暴力を発生させることがあるので、注意が必要です。
ピーマン、ブラジルナッツ、アーモンド、大麦、ライ麦、ほうれん草、ぶどう、大根の葉になど
過剰の銅はパラノイア(妄想にとらわれる)、攻撃性、恐怖心を起こすことがあります。カキ、ブラジルナッツ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、胡桃など。
リチウム大量のリチウムが躁うつ病の治療に利用されています。うつの改善にも効果があります。リチウムは食物にあまり含まれていまいませんせん。
セレンセレンには抗うつ効果があります。セレンは重金属とライバル関係にあり、人体が水銀、アルミニウム、カドミウムなどの有害金属を排泄するのを助ける働きも持っています。また、甲状腺ホルモンを作るのにも欠かせません。小麦胚芽、ブラジルナッツ、大麦、ぬか、大根、玄米など
クロムクロムのが不足すると、脳の回転が鈍くなる、記憶力低下、高血糖、低血糖、高中性脂肪になりやくなります。高血糖は脳に悪影響を及ぼしますが、クロムは血糖値をコントロールする働きがあるからです。(クロムはインスリンと協力して、細胞に血液中のブドウ糖を取り込ませる)
また、ブドウ糖の代謝を正しくすすめるのに必須のミネラルです。(クロムが不足すると糖代謝に異常が起き、気分の変調が起きやすくなります)
イースト、牛のレバー、ジャガイモ、小麦胚芽、ピーマン、りんごなど

ミネラルの働きの一部ですが参考にしてみてください。生きていくために必要な全酵素2200種類のうち100種類以上の酵素の助っ人として働いています。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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