特定の感情と特定の場所と結びつきやすい
「小学校に久しぶりに行ったら懐かしい感じがこみ上げてくる」「あの会社へいくといつも落ち着かないのよね」など特定の場所へいくと決まった感情が蘇ってくることはよくあるものです。
もちろん場所だけでなく、音楽や写真、本など様々なものが記憶に結びついて感情を呼び起こすトリガー(引き金)になっています。こうした関係をうまく利用すると毎日の生活の中で感情と場所の関係を意識すること気持ちの切り替えが上手になったり、ポジティブな気持ちをたくさん感じやすくなることもできます。
こんな風になっていませんか?
「布団の中に入ると今日1日あった嫌なことを思い出してしまう」「自分の部屋に戻るとツイツイ考え込んだり、落ち込んだりしてしまう」・・・etc
これらは「布団が嫌なことを回想し始めるトリガー(引き金)になっている」「自分の部屋の風景が考え込んだり落ち込みはじめるトリガーになっている」可能性があります。
布団や部屋とそうした行為や思考、感情と条件付けが起きてしまって、いつの間にか決まった行為や思考をして、決まった感情を呼び起こしてしまうのです。
そんな場合は・・
ネガティブな気分や感情になりがちな時は、「どこで何をしている時に」その感情になりやすいかをチェックしてみましょう。その場所がネガティブな感情のトリガーになっているかもしれません。
「場所→特定の思考、言動→特定の感情」「場所→特定の感情→特定の思考、言動」という条件付けができてしまっているのです。
- その場所の模様替えをする
- どうしても行かなければならない時だけ行く
眠たくなるまでベッドに行かない など - ネガティブな感情になったら特定の場所に行く
悩む場所を決める(悩み始めたら、部屋の隅のソファーに行くなど)
などをしながら、場所とその感情の結びつきを解消していくことが良いでしょう。
ネガティブな感情になりやすいのは性格のせいではなくて場所のせいかもしれません。一度チェックしてみてください。
ちなみにポジティブな感情と場所の条件付けを行っておくと、場所を移動するだけで気分を切り替えれるようになっていきます。
- ◯◯では楽しいことしか考えない
- ◯◯では楽しいことしかしない
など楽しい感情と場所(匂いや物、音楽などでもOK)をしておくことで、その場所がポジティブな気持ちを呼び起こしてくれるようになっていきます。
上手に活用してくださいね。
コメント