上手に頼みごとを断る方法②
頼まれごとをされた時、断ってしまうと「相手の気分を害してしまうのでは・・・」と思って断れないことも多いものです。しかし、断ったことで相手の関係が悪くなるのではなく、断り方に問題があって相手の気分を害してしまうことも少なくありません。
断ることが苦手な人の多くは相手の立場を尊重しながら断るスキルが身についていないため、断る時「強い言葉」や「強い言い方」で断ってしまうのです。
イエス・バット方式
相手の立場を尊重しながら断るスキルの一つに「イエス・バット方式」があります。
例えば、相手に誘われたのに気がのらない時は、
- 最初に「誘ってくれてありがとう。すごく嬉しいよ」と肯定的な言葉で相手の誘いに対して感謝の気持ちを伝えます。(イエス)
- 次に「でも、その日は予定が入っていて・・いけません」と、ソフトな言葉で理由を伝えて断ります。
断り方のポイント
断るときに重要なこと
- 相手に感謝の気持ちを伝えること
- 相手の立場を尊重すること
- 断る意志をハッキリと伝える事
1から3がセットになっていること
1、2の配慮をしないでただ断ってしまうと、「自分のことを軽く見られた」と感じてしまって気分を害してしまうことが多いのです。
「あなたを軽んじているわけではなく、とても大切に思っています」と伝えた後、「あなたとは別の重大なの理由があって行けないのです」ということをしっかりと伝えることが必要です。我慢して嫌々誘いを受けてしまうと、結果的に言葉や態度に表れてしまって関係を悪くしたり、ストレスが溜まって病気になったりと望ましくない結果になってしまいます。上手な断り方を学んで、ストレスの少ない心地よい人間関係を築いていきましょう。
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