本性ってなんだろう!?
「本性」という言葉がありますが、本性とは一体どんなものなのでしょうか?「普段優しい人が激怒するとその人の本性は恐い人」「普段恐い人が優しく子供と触れ合っていると本性はやさしい人」・・そんな風に考える人が多いのではないでしょうか?
「鬼の目にも涙」という諺があるように、どんな人でも色々な側面を持っています。どれほど優しい人でも残酷さや攻撃性を持っていますし、どれほど残酷な人でも優しさや穏やかさは持っているものです。
本性という言葉は普段みせていない部分が見えたときに使われているようですが、普段見えている部分も普段は全く見えない部分も全てその人の一部で、その性質の部分が強いか弱いか(大きいか小さいか)だけの違いです。「自分はなんて弱いんだろう」と嘆いている人の中にも強くたくましい自分がいます。「弱い自分」も「強い自分」もどちらも本性なのです。
それまでの人生で「強い自分」を使ったことがない人の中では、強い自分はとても小さくて、普段はそういった自分が見えないだけです。強くなりたいなら今はまだ小さくて普段は見えない強い自分を育てて大きくしていけば良いのです。
人間は使った部分が強くなり、使わない部分が弱くなっていく強化弱化の法則に従って生きています。この法則は筋力や運動機能だけでなく感情や感覚にも同じよう作用しています。(感情や感覚は神経、ホルモン、脳内物質などの身体的なものから強い影響を受けています)
強い自分を大きく育てたいのなら
- 強い自分だったらどう考えるか?
- 強い自分だったらどう行動をとるか?
- 強い自分だったらどんなことを言うのか?
- 強い自分だったらどんな決断をするか?
というように「◯◯な自分だったら」を考えて、そのような言動を取るようにしましょう。
- 最初は途中で考えが変わってしまうかもしれません。
- 最初はその行動が取れないかもしれません。
- 最初はその一言が言えないかもしれません。
- 最初は自分の決断に従えないかもしれません。
それでも、大きく育てたい自分をたくさん使いましょう。使えば使うほど次第に◯◯な自分が大きくなって、◯◯な自分に従うことができるようになってきます。本当に少しずつですが「◯◯な自分」は大きく強くなっていきます。
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