酸素不足と運動不足
運動習慣を持つことは酸素不足を解消するためにとても効果的です。
ジっとしている時より運動している時の方がずっと多くの酸素を使います。
どんな運動をするかによっても差がありますが、運動をすると安静時の5〜10倍もの酸素が体で消費されるのです。
ですから、運動習慣を持つことで体の中で2つの変化が起こります。
- 酸素を体に取り込む量の増加
呼吸器(肺やそれを動かす呼吸筋など)の機能が高まり、酸素を体に取り込む量が増加します。 - 酸素の吸収と運搬、利用機能の向上
肺胞や血液の機能の向上、血流改善などにより、酸素と二酸化炭素のガス交換を行う能力、酸素を運ぶ血液の能力が向上し、酸素を効率よく体に取り込んで体の隅々まで運ぶことができるようになります。
その結果、最大酸素摂取量が増加していくのです。
マラソンなどの持久力が必要なアスリートの最大酸素摂取量は非常に高いので、体力、持久力の目安として使われています。
この最大酸素摂取量を効率よく増加させるのがウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動です。
最大酸素摂取量を増加させるために強度が高い運動をする必要はありません。
自分の体にあった運動を選んで、すこし「ハァハァ」と呼吸が強くなるくらいの負荷でも十分な効果を得られます。
頑張りすぎると呼吸が浅くなってしまうので、適度な強度の運動を心がけましょう。
[cft format=1]
コメント