頑張っているのに変われない!!
大きく分けると意識は顕在意識と潜在意識に分類できます。
普段から認識できる顕在意識は意識の10%程度で残りは潜在意識です。
(潜在意識のパワーの方が圧倒的に強力です)
潜在意識は普段は認識できませんが、必要に応じて顕在意識にメッセージ(感情)を送り、顕在意識の意思決定に大きな影響を与えています。
潜在意識の中には過去の経験やそこから得た情報がたくさん詰まっています。
そして、そこから自分を危険な目に遭わせないためのルールや価値観を生み出し、過去と同じような危険に自分を合わせないように守ろうとしています。
そして、顕在意識がそれらを犯さないように常に監視しています。
ですから、潜在意識のルールや価値観と違うことをするとそれをやめさせようと様々なメッセージを送り、その言動をやめさせようとします。
つまり、いくら変わろうと頑張っても潜在意識に見つかってしまうと、元に戻す力が発生してしまうのです。
つまり、頑張って「大きく変化」しようとすると、潜在意識に見つかって、潜在意識がこれまでのルールや価値観を守らせようと、不安や恐怖、落ち込みといったネガティブな感情をメッセージとして送って、その変化を止めようとするのです。
「頑張っているのに変われない原因」は、過去を基準とした潜在識の監視力なのです。
もちろん、その監視力を突破して、「大きく変化しても悪いことなんかない」という経験を潜在意識に何度かさせることができれば、その監視力は一気に低下します。
監視するのは自分を守るためなのですから、当然と言えば当然です。
しかし、潜在意識の監視力はとても強力なので、意志の力でこれを突破するのは、とても困難なことです。
これまで、何度も監視力を突破しようとしてうまくいかなかった人は、やり方を変えましょう。慌てず、少しずつ、コツコツ変化のための取り組みを行うのです。
小さな変化は潜在意識に見つかりにくいため、小さな変化を継続することで、いつの間にか潜在意識の監視力から抜け出し、「変化しても悪いことなんかない」という経験を潜在意識にさせることができます。
ほとんどの人は、「ちょっとづつ」変化し続けることが一番速いのです。
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