免疫力
免疫力とは病気に対抗して体を守ろうとする力のことです。免疫力を高めると病気になりにくくなります。日常生活では私たちの周りには様々な種類のウィルスや細菌が存在していますが、免疫力がその脅威から守ってくれているおかげで健康な毎日が過ごせています。しかし、免疫力は20歳前後がピークで、その後は少しずつ低下していきます。それに加え免疫力を低下させる生活習慣やストレスによって本来の免疫力を出せなくなってしまっている人も少なくありません。免疫力を高めるためにできることを理解して、できることから毎日の生活に取り入れていきましょう。
免疫力を上げるためにできること8
表情筋を鍛えて免疫を強化
表情筋を動かすことで唾液の分泌量が増加して粘膜免疫が増進することはすでにお伝えしました。
表情筋を鍛えることも免疫力を向上させるために役立ちます。表情筋を鍛えることで①唾液分泌促進、②脳の感覚野にポジティブな刺激を入れる、③表情が豊かになることで②が起こりやすくなるなどの効果があるからです。
表情筋の鍛え方
表情筋を動かすことで唾液腺が刺激されて唾液の分泌量が増加するため口腔内の粘膜免疫が向上します。さらに顔の肉が垂れ下がることを防いで、若々しさ、美しさを維持してアンチエイジングにも役立ちます。
- ホッピング
期待される効果:舌の筋力アップ 10回×2セット 目標:朝晩1回ずつ
背筋を真っ直ぐに伸ばして姿勢を正します。舌全体を上あごにつけて、しっかり吸い上げてから、「タンッ」と音を出しながら舌をはじきます。 - 割り箸トレーニング
期待される効果:舌の筋力アップ 10回×2セット 目標:朝晩1回ずつ
割り箸を立て向きに口に差し込んで、奥歯で噛み締めます。そのままの状態で ら→か、ら→な、ら→た、ら→さと発音を繰り返します。 - タンローテーション
期待される効果:舌の筋力アップ、唾液分泌の促進 10回×2セット 目標:朝晩1回ずつ
①口を軽く閉じて、舌先を上の歯の前面と唇の間におく ②舌先で歯の前面をなぞるようにして、右へ ③同じ要領で下 ⇒ 左 ⇒上へと右回転 ④同じ要領で左回転 - リップトレーニング
期待される効果:頬の位置や目元のアップ 目標:朝・夕に10回ずつ
左右の奥歯を軽く噛み、「イー」と発音しながら口角を引き上げます。次に「ウー」と発音しながら口をすぼめます。ゆっくりと「イー、ウー、イー、ウー」と繰り返します。「イー、ウー」で1セットです。 - リップパッファー
期待される効果:口の回りの筋力アップ 目標:朝・夕に10回ずつ
上唇と歯の間に空気をいれます。次に下唇と歯の間、左の頬、右の頬の順番で口の中の空気を移動させていきます。上、下、左、右で1セットを10回行います。唾液の分泌がよくなり、笑顔が作りやすくなるだけでなく滑舌もよくなります。 - 表情筋をEMSで刺激する
一般のEMSは速筋に負荷を与えて強化する周波数なので、9割以上が遅筋で構成されている表情筋を効果的に鍛えることができあませんが、遅筋トレーニング用に開発されたEMSなら、効果的に表情筋を鍛えることができます。筋肉の走行方向を意識して鍛えることで、より高い効果を得ることができます。
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