目の疲れ慢性化していませんか?
目が疲れやすい人の中で疲れた目を冷やす人がいますが、この習慣は目の疲れを加速させてしまいます。
目を冷やすと眼球や目の周りの血管が収縮して血流が悪くなってしまうので、目や目の周りに酸素や栄養が行かなくなってしまうからです。
目がスッキリしたと感じるのは目を冷やした直後だけです。
ですから、目が疲れやすい人は定期的に目を温めてあげましょう。
目を蒸しタオルなどで温めてあげることで目や目の周りの血管が拡張して酸素や栄養が運ばれ目の疲れが緩和されます。
ただし、目が疲れたと感じてからやるのではなく、1時間に1回など時間を決めて「目の疲れを感じる前」に行うことがポイントです。
また、普段物をよく噛まない人や表情の変化の少ない人の中にはアゴの筋肉の1つ外側翼突筋の働きが悪くなってこわばっているので、目を温めるだけで血流が改善しない人がいます。
この筋肉は眼球の真下につながっているので、この筋肉がこわばってくると目の周りの筋肉もその影響をうけてこわばってしまうからです。
そんな人は目の周りを軽くマッサージをしたり、口をしっかり動かす練習をしましょう。
食事の時ゆっくりと丁寧に咀嚼する習慣をつけるとともに、顔の筋肉を大きく動かす練習をしましょう。
例えば、顔の筋肉をしっかりと動かしながら
- 口を大きく開けて「あ」
- 口角をしっかり上げて「い」
- 口びるを強くすぼめて「う」
- 下顎をしっかり引いて「え」
- 口びるを突き出して頬の筋肉をすぼめて「お」
- 発声練習をしてみましょう。
また、背筋をまっすぐに伸ばしてアゴを引くといった具合に体に負担のかからない姿勢をとることも首から上の筋肉の緊張を緩めて血流改善につながります。
最後にもう一つ目に疲れを取る栄養素を積極的に摂取しましょう。
せっかく血流が良くなっても血液の運ぶ栄養素が不足していては効果が半減してしまいます。
- ビタミンB1
豚肉・豆類・牛乳等に多く含まれています。 - ビタミンA
鳥肉のレバー・豚肉のレバー・あんこうのキモ・うなぎ・ホタルイカ・ニンジン等に多く含まれています。 - ビタミンB2
鳥肉のレバー・豚肉のレバー・うなぎ・いかなご・いくら・うに・納豆等に多く含まれています。 - ビタミンC
ピーマン・ゆず・アセロラ・パセリ・キャベツ・明太子・キウイ等に多く含まれています。 - ビタミンE
あんこうのキモ・いわし・明太子・いくら・うなぎ・モロヘイヤ等に多く含まれています。 - アントシアニン
ブルーベリーをはじめとするベリー類に多く含まれています。
アルコールはビタミンB1、B2、B6、B12、葉酸、ビタミンC、ビタミンK、亜鉛、マグネシウム、カリウムを激減させてしまうので、目の疲れやすい人はアルコールを控えましょう。
- 一定時間ごとに目を温める
- 食事の時によく噛む習慣を身につける
- 顔の筋肉をしっかりと動かす
- 体に負担のない姿勢をとる
- 目に必要な栄養を十分に摂取する
5つの習慣を見直して目の疲れとサヨナラしましょう。
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