指刺激で自律神経調整
自律神経のバランスが崩れることで、交感神経過剰型の疲れが慢性化したり、副交感神経過剰型の疲れが慢性化したりすることはこれまでにお伝えしました。
ここでは指先を刺激することで自律神経のバランスを調える方法をお伝えします。
自律神経のバランスを整えるためには毎日の生活習慣を見直すことが重要ですが、実を言うと指先の爪の際の部分をマッサージすることで、自律神経のバランスを調える補助をすることができます。(爪もみ療法)
10本の指の指先を10秒〜30秒ずつ(特定の症状を改善したい場合は少し長めに押しましょう)指で挟んで刺激してあげるだけです。
交感神経過剰型の疲れがある人は副交感神経を刺激する指だけを、副交感神経過剰型の疲れの人は交感神経を刺激する指を中心に刺激してあげましょう。
指 | 効果 | 自律神経 |
親指 | アトピーなどアレルギー全般、喘息、せき、リウマチ、円形脱毛症など | 副交感神経 |
人差し指 | 胃腸、クローン病、潰瘍性大腸炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍など消化吸収系 | 副交感神経 |
中指 | 難聴、難聴など | 副交感神経 |
薬指 | うつ、低血糖、アレルギー症状(アトピー、鼻炎、ぜんそく等)、小腸・大腸・腰など中央部から下半身 | 交感神経 |
小指 | 脳梗塞、パーキンソン病、物忘れ、不眠、メニエール病、高血圧、糖尿病、肩こり、腰痛、老眼、動悸、頭痛、腎臓病、頻尿、尿もれ、肝炎、手足のしびれ、肥満、生理痛、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害、顔面神経マヒ、自律神経失調症、不安神経症、うつ状態、パニック障害、目の病気、肩こり、頭痛、椎間板ヘルニア、高血圧、精力減退など | 副交感神経 |
備考 | 足の指も上記と同じ指に同じ効果がありますので、できるときは足の指も刺激してあげると良いでしょう。 |
注意点
- 刺激する指について
手の指の爪の生え際の両脇を親指と人差し指で挟みこむようにして爪の生え際に刺激を与えていきます。
薬指は交感神経を刺激するので、副交感神経を活性化して交感神経過剰型の疲れをケアしたい人は基本的にもまないようにしましょう。
薬指のツボは交感神経のツボですので、副交感神経過剰型の疲れが慢性化している人は刺激してあげましょう。
薬指以外の指だけをもみ続けると副交感神経過剰型の疲れがひどくなってしまいます。 - 薬指の爪もみを行う場合は薬指単独の爪もみはおこなわないでください。
薬指単独の爪もみを行うと体の免疫力の低下させてしまいます。 - 爪への刺激は1日に2回~3回程度にしておきましょう。
やりすぎるとかえって自律神経のバランスが崩れてしまう可能性があります。 爪もみの効果には個人差がありますので、始めたその日に効果を実感する場合もありますが、中々効果を感じない場合もあります。
そんな時は、ツイツイ回数を増やしたくなりますが回数は増やさないでください。一回毎の刺激時間を少しだけ延ばしてみてください。 - 指を刺激するときは、時間を考えておこないましょう。
副交感神経系の指は朝など交感神経を活性化しなければならないときは行わないで、疲れや緊張が高まった時や夜寝る前などにおこないましょう。
反対に、寝る前に交感神経系の指を刺激するのはやめてください。 - どの指をどれぐらい刺激するかは、様子を見ながらご自分の状態に合わせて調整してきましょう。
- 稀に最初状態が酷くなる場合がありますが、医師に相談の上止めないで続ける方向で考えてみてください。
その方が良い結果が得られるはずです。
自律神経失調症を改善するセルフケア(爪もみ療法)
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