悪夢にうなされていませんか?
悪夢に心を乱されて強い恐柿や不安のために夜中に目を覚ましてしまった経験はありませんか?
怖い映画を見た後、たまに悪夢を見るくらいなら良いのですが、毎晩悪夢が続いて目が覚めてしまうことが続くと「悪夢障害」という睡眠障害だと診断されます。
悪夢障害になると「また、あの悪夢を見るのではないか?」という恐怖心から、なかなか寝つけなくなってしまいます。
悪夢障害で目覚めた人は夢の内容を詳しく覚えています。
悪夢は筋が通っていて差し迫った危険や悩みなどがテーマとなることが多いようです。
情景がとてもリアルで不安や恐怖、怒り、当惑、嫌悪感がとても強いのが特長です。
人口の2~8%が、悪夢による問題をかかえているといわれています。
悪夢を見やすいタイプ
悪夢を見る原因には性恪や心の傷、精神疾患、薬剤などがあります。
敏感な人、寛大な人、芸術的・創造的な人が見やすいといといわれています。
命に関わるような事故や事件によって心的外傷後ストレス障害になると80%の人が、その事件や自己に関連した悪夢を3力月以内に見るようになります。
半数はその後3カ月以内に悪夢が減りますが、悪夢が一生続守く人もいます。
統合失調症と関係するという報告があります。
抗うつ薬、睡眠薬、アルコール、カテコラミン作動性薬剤、β遮断薬などの薬剤によって悪夢を見やすくなると言われています。
抗うつ薬ではフルオキセチン(悪夢を見る回数が増加)、パロキセチンやフルボキサミン(夢の強烈さや奇妙さが増す)といわれています。
また、三環系抗うつ薬やバルビツール酸系睡眠薬、アルコールを長期間飲用したあとに急にやめると悪夢を見るようになることがあるそうです。(離脱症状)
悪夢障害の治療法
悪夢障害の治療は認知行動療法やEMDR 、催眠療法などが行われています。
認知行動療法では悪夢の原因となるストレスへの対処法を学んだり、悪夢を見ても必要以上に強く反応しない方法を身につけます。
催眠療法では催眠により潜在意識にアプローチして悪夢の原因を探り、問題を解決・解消しようとします。
悪夢を見やすくなる病気
睡眠関連てんかん、夜驚症、レム睡眠行動障害、ナルコレプシー、睡眠時パニック発作、急性ストレス障害、心的外傷後ストレス障害など
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