カフェインの作用は以外と長い
コーヒーや紅茶などを飲むと、それに含まれるカフェインがわずか30分で脳まで到達し、その効果は8〜14時間も持続するといわれています。
カフェインは睡眠や覚醒のリズムや内分泌系を制御する働きを持っているメラトニンの分泌量を減少させてしまいます。
メラトニンが減少すると
- 睡眠や覚醒のリズムが乱れてしまう
- 内分泌系の働きがうまく制御できないために体温、脈拍、血圧などを低下させ、体を睡眠モードへ導くことができなくなる
などが起こるため、夕方以降に紅茶やコーヒーを飲んでしまうと、カフェインの作用が残ったまま眠ろうとすることになり、寝付きが悪くなってしまうのです。
寝付きの悪い人は、夕方以降に紅茶やコーヒーなどのカフェインが入った飲み物を摂るのは止めましょう。
また、緑黄色野菜を摂取するとメラトニンの分泌が活発になるといわれていますので、寝付きが悪い人は紅茶やコーヒーの代わりに野菜ジュースを飲むと良いでしょう。
メラトニン
睡眠・覚醒周期などの日内リズムや内分泌系を制御する働きを持っているため、睡眠ホルモンとも呼ばれています。
内分泌系
分泌には内分泌と外分泌があります。外分泌は分泌腺から体の表面や消化管などへ分泌されることで、内分泌は分泌腺から血液やリンパ管に分泌されることをいいます。内分泌腺から放出される物質をホルモンといいます。
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