行動起因性睡眠不足症候群
本人が気づかないうちに慢性的に睡眠不足に陥っていることがあります。
原因がわからないまま3カ月以上も深刻な眠気に悩んでいるとしたら行動起因性睡眠不足症候群かもしれません。
主な症状は睡眠不足と昼間の強い眠気ですが、本人が睡眠不足を自覚していない場合は寝つきが悪いだけと感じることもあります。
睡眠不足によって脳の働きが低下するので、疲労感、倦怠感、無気力、意欲低下、落ち着きのなさ、注意力散漫、協調性の欠如、攻撃性の高まりなど起こります。
また、食欲不振、胃腸障害、筋肉痛をなどを感じる場合もあります。
睡眠不足の状態が長く続くと心が不安定になって不安感が強くなってうつ状態に陥ってしまうこともあります。
行動起因性睡眠不足症候群の原因
- 多忙
働き盛り成人や受験生に多く見られます。
仕事や勉強を優先するあまり睡眠を削ってしまうのです。
完璧主義や几帳面な人が陥りやすい傾向があるようです。 - 夜更かし
テレビ、インターネット、メール、ゲーム等をするために時間を費やして睡眠時間を削ってしまうのです。
眠ることの重要性を知らず睡眠時間が無駄な時間だと考えている傾向があって、「睡眠時を間節約したい」と考えているタイプの人、家族や周囲の人が起きているからなんとなく起きている覚醒時間を浪費するタイプの人が陥りやすいようです。 - 体質
体質によって一般の人よりも長い時間眠る必要がある人がいます。
1日の睡眠時間が10時間以上必要な「長時間睡眠者」
1日の必要な睡眠時間が8~10時間の「長時間睡眠傾向者」
がいて平均睡眠時間(日本)の7時間20分眠っても睡眠不足になってしまいます。
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