五感と連動させて記憶しよう
新しいことを覚える時は、五感と連動させて覚えることで記憶が定着しやすくなります。
というのも、長期記憶は脳の大脳皮質にある側頭葉の側頭連合野というところに蓄えられるのですが、この側頭連合野では視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚といった五感や感情面の機能が統合されているからです。
つまり、五感を使うことで側頭葉から海馬へ信号が送られ、海馬の情報と連動するため情報信号が海馬を一回りしては再び側頭葉へ戻されます。
海馬が活性化し、側頭連合野の情報と結びつくことで記憶が定着しやすくなるのです。
通常、海馬に記憶インプットされた情報のうち、何度も繰り返して使われたものは「重要」と判断されて、そののち側頭連合野へと転写されるのですが、五感を使うことで海馬と側頭連合野が連動して働くため、側頭連合野に情報が転写されやすくなるのです。
耳で聴く、目で見る、音読する、手を使って書くなど、五感を使って働きかけたほうが記憶を定着させやすいということです。
また、書いて覚える場合は見ながら書くのではなく、目で見たもの、文章などを一度記憶して思い出しながら書くようにすると、海馬と側頭連合野で流れる電気信号が強く伝わるので記憶車すくなります。
思い出しながら五感と連動させることがポイントです。
どの五感を使うと記憶が定着しやすいかは個人差があるようですから、色々なパターンを試して自分に最適なものを見つけてください。
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