睡眠と音
音楽や水の流れ、滝の音など自分が好きな(心地よい)音なら大きな音でもうるさいと感じないものです。
しかし、自分が嫌いな音、聞きたくない音が強制的に耳に入ってくる場合は騒音だと感じてしまいます。
そんなことが続くと、心身の調子を崩してしまいます。
騒音が引き起こす症状
- 聴覚障害
- 集中力・ 認知力の低下
- 体力の消耗
- 感覚の鈍化
- 精神障害
- 脳障害 など
睡眠にも悪影響がでます。
音量が40 デシベルを超えると浅い睡眠が増えて睡眠の質が低下して目覚めたときの爽快感が減って熟睡感が低下します。
寝つきも悪くなって夜中に目が覚めやすくなります。
騒音は環境基本法で住宅地では夜間45 デシベル以下と定められていますが、40デシベルというのは図書館で感じる音量程度だといわれていますから、夜間は子どもの声や上の階の住人の足音などでも簡単にその基準を超えてしまいます。
もし、こうした騒音のために睡眠の質が低下していると感じているなら、外部の騒音は主に窓や出入り口などの開口部から入ってくるので、
- ドアを閉める
- 窓に厚手のカーテンをかける
- 窓やドア防音効果の高いものに替える
- 窓やドアの隙間を防音テープで埋める
- 壁に防音素材を入れる
など対策をとりましょう。
また、知らない人、嫌いな人が出す音は騒音と感じやすいので、両隣や上下階の人と仲良くなることで音の音量が同じでもうるさく感じにくくなります。
静音性能の高い家電製品に買い換えたり、家族の家での過ごし方を話し合って静かな睡眠時間を確保することも考えましょう。
どうしようも無い場合は、耳栓などの使用も考える必要があるでしょうが、目覚まし時計や火災報知器のアラームが聞こえないと危険です。
聞こえない場合は耳栓の防音性能を下げるか光でそれを知らせてくれるシステムを導入して生活リズムや安全を確保するようにしてください。
また、騒音より大きな音で好きな音楽(音)を流してみるという方法があります。(マスキング)
大きくても自分が好き(心地よい)と感じる音で不快な音かき消してしまうことで、うるさいと感じなくなります。
睡眠に影響を与える生活音 | |
種類 | 音量(デシベル) |
子供の駆け足 | 50-65 |
ドアや窓の開閉音 | 70-80 |
エアコン | 40-60 |
テレビ | 55-70 |
洗濯機 | 65-70 |
40 デシベルを超えると浅い睡眠が増えて睡眠の質が低下して目覚めたときの爽快感が減って熟睡感が低下します。熟睡できない人は生活音をチェックしみましょう。 |
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