脳の働きと体の関係について
脳には1000億を超える神経細胞があります。
神経細胞が他の神経細胞と連携してネットワークを作ることで、見る、聞く、記憶する、思考する、判断する、会話する、運動するなどの様々な機能を生み出しています。
神経細胞はシナプスでつながっているのですが、直接つながっているわけではなく伝達物質を介して情報をやり取りすることでつながっています。
こうした神経細胞同士のつながりは脳を使えば使うほど増加するので、使った機能に関係するネットワークが増加してその機能が高まっていきます。
脳が使われる時、その機能に関係した部分の血流が増加するので、脳のネットワークを強化する神経栄養因子が増加するからです。
どの神経ネットワークが増加するかは、どんな刺激があったかによって変わります。
どんなことに関心や興味を持って、何を意識して、何に集中して、どんな感情や感覚を味わうかによって増加するネットワークが異なってくるのです。
ですから、気持ちよく楽しむことで気持ち良く楽しむことに関わるネットワークが増加するため、気持ち良く楽しむことが上手になるということです。
また、複数の事を同時に並行して行ったり、これまで経験したことのない新しい体験をすることで、これまで刺激のなかった脳の部分に刺激が加わり新しいネットワークが生まれます。
手足の動き、言葉、連想などこれまで別々に使っていた脳の部分を同時に使うことで、それらに新しいネットワーク生まれるため、これらを組み合わせて行うトレーニングをすることで脳が活性化し、運動機能だけでなく集中力、発想力、気分の向上など様々な効果を生み出すのです。
- イメージ、言葉、発想手の動き、足の動き、手の動き、腕の動きなどこれまで別々に使っていた機能を同時に使う
- 左右で別々の動きを行う
- より複雑で繊細な動きを行う
- 繰り返しの動作と変化の動作を切り替える
など脳にこれまでなかった刺激を与えることで脳が活性化させ、運動機能、集中力、発想力、気分の向上など様々な効果を生み出すのが心のためのボディーワークです。
1人で行うプログラムだけでなく2人以上で行うプログラムもあります。
複数人で行えるプログラムではコミュニケーションを楽しむこともできます。
また、加齢による記憶力、平衡感覚、運動機能の低下にも有効です。心を磨くボディーワークを楽しんで行って認知能力の維持や回復に役立ててください。
プログラムは少しずつ複雑になっていきますので最初はうまくいかないかもしれませんがそれでも大丈夫です。
繰り返し練習することで今まで連携していなかったシナプスがつながって新しいネットワークが生まれることで次第に楽しんでできるようになっていきます。
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