酸素不足とネガティブな感情
大きく呼吸して酸素をたくさんを体に取り込み、脳での糖代謝をアップして思考力や集中力を向上させたり、体の細胞、組織を活性化させると気分が落ち着きます。
しかし、呼吸が浅くなっている時は緊張、不安、イライラといったネガティブな感情を感じやすくなります。
呼吸が浅くなっている時は、自律神経の交感神経が優位になっているからです。
自律神経というのは血液の流れ、心肺機能、消火活動など生きていくために必要な活動を無意識のうちにコントロールする神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経があって、活動が活発になっている時、緊張、不安、イライラ、ストレスなどを感じている時には交感神経が優位になって、休息している時、体の回復をしている時、リラックスしている時などに副交感神経が優位になります。
呼吸と自律神経は相互に関係し合っていて
- 浅い呼吸→交感神経が優位になる
- 深い呼吸→副交感神経が優位になる
という関係があります。
現代人の生活のではストレスや交感神経を活発にする刺激が多いため、交感神経優位の毎日を過ごしてしまいがちになっています。
その影響で浅い呼吸が習慣化し、呼吸に必要な筋肉が衰え、一回の呼吸による酸素摂取量も減少する傾向にあるのです。
また、仕事中に「あくび」や「ため息」が多い人は要注意です。
「ため息」は極度のストレスを感じている時に体に酸素を取り込もうという反応ですし、睡眠を十分にとっているのに出る「あくび」は脳に酸素を取り込んで脳の活動低下を防ごうとする反応だからです。
ストレスを感じたら意識して大きな呼吸をしましょう。
最初はストレスを感じていることさえ気づけないかもしれません。
1時間に1回といった具合に時間を決めて大きな呼吸を意識するという方法がおすすめです。
現代人の多くが日常的な酸素不足に陥っているを読んでみてください。
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