タイプ別の疲れへの対処方法
交感神経型の疲れへの対処1
血中酸素濃度と血糖値を改善しましょう。
交感神経が活性化すると息が浅くなったり、息を止めてしまったりします。
プレゼン前に緊張して息苦しくなってしまったり、自分が応援しているサッカーチームの試合でチャンス到来瞬間、息を止めてしまって一区切りの場面で大きく息を吐いたり・・そんな経験は誰にでもあるでしょう。
ですから交感神経の緊張状態が続いてしまうと、体に取り込む空気の量が減少して血中酸素濃度(PO2)が低下してしまいます。
さらに、交感神経が活性化しているときは体では大量にエネルギーが使われるので、糖が一気に消費されて血糖値も急降下してしまいます。
血中酸素濃度と血糖値が低下してしまう(体が危険な状態)と、血中酸素濃度と血糖値を上昇させて体を回復させるために、脳は「疲れ」という感覚を出して自覚させ、回復のための行動を取らせようとします。
この場合、疲れの原因は血中の「酸素濃度の低下」と「血糖値の低下」なので、この疲れから回復させるためには適切な糖質補給と酸素を供給する必要があります。
つまり交感神経型の疲れを回復させるためのひとつめの方法は血中酸素濃度と血糖値を上昇させることなのです。
血糖値の上昇 糖質を補給しましょう。
ただし血糖値の上昇のためには「甘いもの」や「炭水化物」を補給すれば良いのですが、白砂糖など精製された糖質を摂取すると人によっては急速に血糖値が上昇し、それを危険と感じた体がインスリンを大量に放出することで低血糖状態を作り出し、後からかえって疲れてしまうことがありますので注意が必要です。
できれば精製されていない糖(黒砂糖、甜菜糖など)、全粒粉の小麦、玄米などゆっくりと吸収される糖質を摂るようにしましょう。
呼吸力を向上させましょう
普段から腹式呼吸、胸式呼吸の練習をして呼吸するための筋肉(横隔膜、腹横筋、肋間筋)を強化したり、ストレッチして大きく安定した呼吸ができるようにトレーニングしておきましょう。(呼吸の練習法)
また、「酸素濃度の低下」と「血糖値の低下」が長時間続くと、強い疲労感として体がものすごく重たくなってしまいます。
できれば、そうなる前に1時間仕事をしたら・・、作業がひと段落ついたら・・・など一定時間がたったら意識的に深呼吸したり、適度に糖質を補給するようにして、「酸素濃度の低下」と「血糖値の低下」が長時間続づかないようにして体にダメージがたまるのを防いであげましょう。
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