心を作る物質1

リラックスした心を作るギャバ

栄養士の解説

脳の過剰な興奮を抑え、リラックスを促進してくれる代表的な物質にギャバ(γ-アミノ酪酸)があります。
動物や植物の内にある天然のアミノ酸成分で、日頃良く口にする多くの食品に含まれています。

 

脳の大脳辺縁系(感情、意欲、そして記憶や自律神経活動に関与している)には、快感を発生させる場所が存在します。
ドーパミン(快感を感じさせる伝達物質)が過剰に放出さると脳の興奮状態がいき過ぎてしまいます、

ギャバが多い食品

脳の興奮が適度だと快感を感じるのですが、興奮しすぎると緊張や不安を感じてストレスを感じるので、落ち着きがなくなったり、眠れなくなってしまいます。
さらに興奮が行き過ぎると、妄想や幻覚、暴力などの問題を引き起こしてしまいます。

 

ギャバを十分に摂取することでギャバが脳の興奮にブレーキをかけてくれます。
反対にグルタミン酸やアスパラギン酸は、脳を興奮させるアクセルになっています。
ですから脳の機能が適正かつ安定するためには、アクセル(グルタミン酸、アスパラギン酸)とブレーキ(ギャバ)のバランスが大切です。

 

ギャバの成分が多く含む食品としてよく知られているのは発芽玄米です。
発芽玄米は、100g中に10mgのギャバが含まれています。(白米の約10倍)
この他、トマト、なす、アスパラガス、かぼちゃ、きゅうり、メロン、みかんなどの野菜や果物、漬物、キムチなどの発酵食品にギャバの成分が多く含まれています。

 

また、(キムチにはギャバを生産できる乳酸菌が含まれています)

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

関連記事一覧

ブログ

Q&A

コメント

この記事へのコメントはありません。


TOP
TOP