疲れが取れやすい体2

血行が良い体

人間は生きていると活動して、その結果疲れます。それは仕方のないことです。しかし、一晩休んだだけで、疲労を回復して、元気一杯になっている人と、いくら休んでも疲労が抜けずにドンドン溜まってしまう人がいます。この回復力の差は血行状態の差です。血行が良いと老廃物を早く排出できる上、必要な栄養や酸素を細胞に届ける能力が高まり、さらに体の様々な昨日の働きが改善されるからです。

血行が良い体を作る方法

  • 体を冷やさない
    • 生活リズム/習慣を調える
    • ストレスを緩和する
    • 睡眠の質を向上する
    • 下半身の運動不足を解消する
    • 冷暖房の悪影響を緩和する
    • 入浴法を改善する
    • 体を冷やす食べ物を控える
  • 体を温める
    • 外から温める方法
    • 体を中から温める方法

などが考えられます。今回は「体を冷やさない」の「生活リズム・習慣を調える」について考えてみたいと思います。

生活リズム・習慣を調える

規則正しい生活をしましょう!

疲れが取れやすい体になるためには夜更かしをしないことです。十分に睡眠をとっていると人の体は副交感神経が優位になって体中の老廃物を流そうと血流を増やします。さらに1日のうちで異常になった細胞を除去しようとしてくれます。つまりガン細胞を取り除いてくれるのです。逆に言えば夜更かしをすればするほどガンになるリスクが高くなるということが言えます。まだ電気のない時代は、日の出とともに起床して日没とともに休む生活をしていました。人間の体にとっては、理にかなった生活スタイルだったわけです。しかし今は24時間、いつでも明るく過ごすことができます。

その結果、体に深刻なダメージを長期間与え続けているのです。

夜更かしをすると老廃物を流す時間が少なくなるため、当然疲れも取れにくくなります。疲れが取れやすい体になるためには、夜更かしをしないで早く寝ることが条件のひとつです。

夜の水の輪

また、最低でも1日15分は太陽の光を浴びるようにしましょう。紫外線の影響が気になる人は手のひらを太陽の光に当てるだけでも構いません。体内時計をリセットしてくれます。太陽の光と睡眠や目覚めには、深い関わり合いがあります。太陽光を浴びると睡眠を促すホルモン(メラトニン)の分泌がとまります。そして、脳の覚醒を促すホルモン(セロトニン)の分泌が活発になります。メラトニンは、太陽の光を浴びて約14~15時間後に分泌が開始されますが、外が明るい間はほとんど分泌されず、夕方になり暗くなってくると分泌量が増えてきます。朝起きて、太陽の光をシッカリ浴びる生活をしていると太陽が沈んで深夜に向けてメラトニンの分泌量がさらに増え、午前2時頃に分泌量がピークに達します。メラトニンの分泌が止まって脳内物質のセロトニンの分泌量増えると脳が睡眠状態から覚醒状態へと切り替わります。セロトニンには心を穏やかに保つ役割がありますが、太陽の光を直接浴びることによって分泌量が増えるのです。

「セロトニン」
神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンなどの働きをコントロールしたり抑制したりして、心の状態を安定させるという働きを持ちます。セロトニンが不足すると、感情や考えのコントロールが効きにくくなり、情緒・気分が不安定になり、心の病を患いやすくなってしまいます。

セロトニンの分泌が正常だと脳の覚醒や心身の活動がスムーズに行えます。目が覚めた時に、頭がスッキリして、気分爽快な状態で覚醒できますし、やる気や集中力の向上作用もあります。

その他の工夫

お風呂

夜は42度以下のぬるめのお風呂に20分以上しっかりと湯船につかりましょう。血管が開いて血流が良くなり、副交感神経の働きが活発になって体の修復機能も向上します。入浴後に軽いストレッチなどを行うと血流が増加し、睡眠の質も高くなるのでおすすめです。冷たいものを控えて良く咀嚼することで消化にかかる負担が減り、体の修復能力も向上します。もちろん栄養バランスを考えて食事をすることも大切です。ストレスを感じる時などはアミノ酸(タンパク質の材料)をシッカリとって、ストレスへの対処で消費されたアミノ酸をシッカリ補ってあげましょう。寝る前はテレビやパソコンを控えて、副交感神経が活性化することを心がけましょう。間接照明(目線より下)にすると副交感神経が活発になります。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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