すぐに回復する体って?
人間は生きていると活動して、その結果疲れます。それは仕方のないことです。しかし一晩休んだだけで回復して、元気一杯になる人と、いくら休んでも疲労が抜けずに溜まってしまう人がいます。れはなぜでしょう?
疲れの取れやすい体(回復力のある体)とは、「血行の良い体」です。血行が良く、老廃物を早く排出できる体、つまり疲れの取れやすい体にするためには、生活の中で気をつけるべきポイントがいくつかあります。
今日は「ストレス」について考えてみたいと思います。
ストレスを緩和する
ストレスがかかると緊張のホルモンであるアドレナリンやノルアドレナリンの分泌が高まり、血管が収縮して血行が悪くなり、その結果体温が低下します。アドレナリンは、別称「恐怖のホルモン」と呼ばれていて、ノルアドレナリンは「怒りのホルモン」と呼ばれています。(両方とも副腎髄質で作られますが、副腎髄質と連なっている交感神経の刺激によって分泌され、通常は毛髪をはじめ、ほとんどの生理機能を活発にさせる活動型のホルモンです。)
疲労を回復するためには、休息して副交感神経を働かせることで血管を広げ、血行を改善して体温を上昇させる必要があるので、アドレナリンやノルアドレナリンなどの活動型のホルモンの生産を低下させる必要があります。ですから、疲労を回復しやすい体質になるためには上手にストレスを緩和する必要があります。そのために、ストレスを緩和する工夫が必要なのです。
笑う
よく笑う人は病気になりにくいと言われています。笑いは単なる生理的な反応ではなく体にとってとても大事なことです。笑うと副交感神経が優位になるからです。脳内麻薬といわれるβエンドルフィンが分泌され、気分が良くなって免疫細胞が活性化されます。大笑いすると体が温まり体温が上がります。その結果、体の中でおこるさまざまな化学反応がスムーズになって、疲れが取れやすくなるので病気予防に繋がります。まずは「作り笑い」からでも構いません。作り笑いでも十分効果あるそうです。
楽みを見つける
どんなことでも構いません。心から楽しめることを見つけましょう!!大人になると「こんなことしても・・・」「無駄だ・・」「合理的でない」「お金にならない・・」様々な理由で「楽しむ」ことよりも、現実的で合理的なことに目が行きがちです。お金にならなくても無駄だと言われても・・心から楽しめることを見つけましょう。
感情のバランスを保つ
辛い事、苦しい事、嫌な事ばかりに目を向けているとストレスがつのります。毎日の暮らしが、ポジティブな気分になることが2(最低)〜4(理想)、ネガティブな気分になることが1になるように暮らしましょう。物事には良い面と悪い面が必ず同時に存在します。誰かの短所を見つけたら、注意する前にその人の長所を2つ〜4つ探しましょう。嫌なことがあったら、楽しいことを2つ〜4つしてみましょう。1日でバランスが取れなかったら、3日単位、1週間単位でバランスがとれるように意識して暮らしてみましょう。感情ののバランスがとれていると疲れが残らないだけでなく、活力が生まれ様々なことにチャレンジしたくなります。感情のバランスを意識して、疲れにくい体を目指してください。
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