自分を受け入れること
「自分を受け入れましょう」「自分を好きになりましょう」という言葉を良く耳にします。ぜひ、そうしていただきたいと思います。人生を楽しく前向きなものにしていくためにはとても大切なことだからです。
しかし「自分の嫌いなところを無理やり好きになろう」としたり、「自分の嫌いなところを見ない」ようにしても、中々自分を好きになったり、受け入れることにはつながらないものです。
自分を受け入れる(好きになる)ことは、無理やり思い込むことではないからです。短所(嫌いな所)とセットになっている長所(好きな所)を知り、その上でなりたい自分を決めることです。
「短所(嫌いな所)とセットになっている長所(好きな所)」といってもピンとこない人も多いかもしれません。しかし長所と短所は必ずセットになっています。つまり短所は見方を変えれば(リフレーミング)それは長所だということです。
例えば「優柔不断」→「他人の気持ちを優先する」といった具合です。まずはリフレーミングのテクニックを向上して短所とセットになっている長所を見つけられるようになりましょう。
リフレーミング・テクニック
リフレーミングのスキルを向上して自分自身を公平に評価できるようになっていきましょう。
自分を公平に見るためのリフレーミング
決断力がある | |
長所 | すぐに行動できる決断が速い |
短所 | 選択肢が少ない(やるかやらないか?)(想像するパターンが少ない)人の気持ちや都合より効率や効果を重んじやすい |
優柔不断 | |
長所 | 中々行動ができないあれこれ思い悩んで決められない |
短所 | たくさん想像して選択肢が沢山ある(想像するパターンが多い)人の気持ちや都合を何より優先しやすい |
短所とセットになっている良いところに目を向けないと自分の本当の姿を知らずに死ぬことになってしまいます。リフレーミングテクニックを磨いて自分の本当の姿を見つけ自分に公平になっていきましょう。
ポイント
自分を受け入れる(好きになる)ためには、「短所(嫌いな所)とセットになっている長所(好きな所)を知って、その上でなりたい自分を決めること」が大切です。
例えば「優柔不断な自分は嫌いだ」と思っている人は「自分を公平に見るためのリフレーミング」を行って、優柔不断な自分の良い所と決断力がある人の悪い所の両方を公平に書き出してみます。
公平な立場から自分を見つめ直した後、自分がどうしたいのかを選ぶようにしましょう。何かを得れば何かを無くします。変わるということは「何を捨て、何を得るのか」を選ぶことなのです。
選んだことをどうやって定着させていくかについては別途解説しますが、まずは、「自分を公平に見て、何を捨て、何を得るのか」を選択してください。
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