心身に負担をかける疲労回復法していませんか?
安易にコーヒーや白砂糖などの興奮剤を多量摂取することで一時的な疲労回復を続けると心身の不調が慢性化してしまいます。
安全に健康的に疲労から回復するために疲労から回復するために今日はアダプトゲンの一つ高麗人参について考えてみたいと思います。
アダプトゲン
漢方やアーユルベーダなどのホリスティック(全体的)医療では病気への抵抗力を高めること、体全体のエネルギーを高めることを目指します。
そのために使用するハーブを「アダプトゲン」と呼んでいます。
アシュワガンダ
「アシュワガンダ」はインドのアーユルベーダで千年以上も「スタミナの増強」や「長寿」を手に入れるために使われてきたアダプトゲンです。
インドに自生するナス科の常緑低木ウイザニア・ソムニフェラという植物の根を乾燥したものです。
アシュワガンダのパウダーを飲めば、馬の力を得ることができると言われてきました。
高麗人参はウコギ科でアシュワガンダはナス科なのですが働きが似ている似ているので「インド人参」とも呼ばれています。
脳や体の疲労回復、副腎の強化、滋養強壮、血液の浄化、健胃、気管支、関節、腰痛、子宝、抵抗力、精力、老化防止、抗炎症・脳機脳改善、リウマチなどに効果があるといわれています。
また、アシュワガンダは、甲状腺機能を高めるので、基礎代謝が上がり、元気がでるだけでなく、性欲も増強します。
ストレスホルモンのコルチゾールのレベルを下げてくれるので、抗ストレス効果が期待できますし、記憶力や思考力を高めることでも知られています。
近年の研究では、アシュワガンダ葉抽出物に抗がん作用があり、その活性物質であるウィザノンは細胞の早期老化から保護することもわかってきました。
有効成分は、抗酸化物質の「フラボノイド」と「ウイザノライド」という植物ステロイドです。
あるネズミを使った実験では、アシュワガンダの成分を注射すると、脳の神経細胞のアセチルコリンの受容体が増え、アセチルコリン神経が興奮しやすくなっていることが分かりました。これはアシュワガンダが記憶力や思考への好影響を与えるということを意味します。
また別の実験では、アシュワガンダの成分を注射すると、ネズミの神経細胞の樹状突起と軸索が伸びることを報告がありました。情報を送り出す軸索と、結果を受ける樹状突起が伸びるということは、アシュワガンダが記憶力を向上させるるという大きな期待が持てる理由になるはずです。
アシュワガンダの効果・効能
- 老化防止
- 長寿
- スタミナとバイタリティーを増強
- 身体機能・精機能の増進
- 全体的な健康を増進
- 思考力、集中力、記憶力の向上
- 身体的持久力や免疫力の向上
- 抗ストレス力の向上(不眠症にも有効)
- 関節炎を和らげる(アルカロイド)
- ガンの予防
- 抗うつ状態
- 病気の回復の促進 など
摂取の目安は1日300mg(ウイザノライドを1.5%含むとして)ですが、お薬などを飲んでいる場合は、必ず医師に相談してから飲むようにしてください。
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