脳疲労への誤った対処
疲れが溜まったと感じると多くの人が元気を出したり、やる気を起こそうと興奮剤(カフェイン、ニコチン、白砂糖etc)を使います。タバコ吸ったり、コーヒーを飲んだり、甘いものを食べて対処しようとする方は多いでしょう。これらの興奮剤は効果を体感しやいので安易に用いる方も少なくないのですが多用すると問題が発生します。
興奮剤のもたらすもの
興奮剤を摂取するとドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンなどの放出が活発になります。これらはやる気と元気を出させてくれるので気分が良くなります。
しかし脳には変化をできるだけ小さくしようとする性質があるので、興奮剤を繰り返し摂取し続けると脳の過剰な興奮を抑えようとして下方調節(興奮剤の受容体を減らして感受性を低下させる)という仕組みが働きます。
それによって、これまでと同じ強度の快感を得るためには以前より多量の興奮剤が必要になってしまいます。興奮剤を摂取することで短期的にはやる気が出たり幸せな気分になって気分が向上しますが、長い目で見ると興奮剤の依存症を引き起こしてしまいます。
多くの人が日常的にのんでいるコーヒーは脳を一時的に活性化しますが多量に摂取し続けると、飲んでいないと記憶力が低下したり血圧が上昇したりするといわれています。興奮剤に頼ることで脳の興奮状態が乱高下したり興奮剤への依存が起こり、興奮剤が切れるとイライラしたり倦怠感を感じたりするようになってしまいます。
疲れがたまった時安易に興奮剤に頼るのではなく、効果的に体をケアし栄養のバランスが取れた食事や良質な睡眠をとるように心がけましょう。
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