質の良い睡眠
眠りには浅いねむりのレム睡眠と深いねむりのノンレム睡眠があります。さらにノンレム睡眠は深さによって1~4段階に分かれるのですが、この中の3~4段階の眠りを「徐派睡眠」といって、もっとも睡眠の質を考える上で最も重視されています。
「徐派睡眠」を十分取ることで成長ホルモンの分泌が活発化して体の修復力が高まります。
しかし近年は不規則な生活やストレスから体内時計が狂って「徐派睡眠」がうまくとれない人が増えています。
ぐっすり眠るにはメラトニンの分泌が必要です。メラトニンは昼間たっぷり光を浴びると夜になってきちんと分泌され質のよい睡眠に入れるからです。朝は起きたら太陽の光をしっかり浴びるようにするとセロトニンというメラトニンの分泌を促進するホルモンが分泌されます。セロトニンは腸でも分泌されていますので腸をきれいな状態に保っておくことは眠りにとっても大切なことです。
人の体内時計は25時間リズムになっています。それを24時間リズムに整えてくれるのが、太陽の光です。
しかしパソコンや携帯画面から発せられるブルーライトを見ると、脳がこれを太陽の光だと勘違いして体内時計を狂わせてしまいます。寝る前にできるだけパソコンや携帯を見ないようにしましょう。
良質な睡眠は体内時計の狂いをできるだけ小さくすることで得られます。
基礎体温やその日の体調なども記録すると自分がどういうときに気持ちよく寝られて、どういうときは寝つきにくいのかといったことも見えてきます。そこからねむりトラブルの解決策も見えてきます。寝るということについて、もっと良く理解して、睡眠の改善について積極的に取り組むことで眠りの質を向上させていきましょう。健康な身体と心を維持して快適な毎日を過ごしてください。
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