幸せを増やす講座24

色の力

色を使うことも刺激統制法(前回参照)の1つになります。色というと雰囲気や印象を何となく変えるものという認識が一般的なようですが、光を浴びることで実際に体の中で様々な変化が生まれます。

紫外線や赤外線(この2つは目には見えません)を含めた色の違いは光の波長の長さの違いにすぎません。虹を想像してみてください。赤・橙・黄・緑・青・藍・紫と並んでいて、赤の1番長い波長780~紫の1番短い波長380までが可視光線といわれ、人間の目で識別できる色になります。そして赤より波長の長いものを赤外線、紫よりも波長が短いものを紫外線と呼びます。

カラーセラピーボトル

色と波長
  • 赤外線:780以上
  • 赤:610~780ナノメートル
  • オレンジ:590~610ナノメートル
  • 黄:570~590ナノメートル
  • 緑:500~570ナノメートル
  • 青:460~500ナノメートル
  • 藍:430~460ナノメートル
  • 紫:380~430ナノメートル
  • 紫外線:380以下

紫外線が肌に影響を及ぼし、シミやシワをつくったりすることはご存知でしょうか?赤外線が治療用具に用いられる事はご存知でしょうか?

紫外線や赤外線が人体に影響を与えるのに、波長が違うだけの赤~紫の可視光線が人体に影響を与えないと考える方が不自然ではありませんか?体が影響を受けて、心に影響がないのは不自然だと思いませんか?

色は目から入った印象だけで体に影響を与えているわけではなく、体に浴びた時身体機能や心理面に直接影響を与えています。
(人は絶えず外部からの影響を受けながら生きています。 身体的にも、心理的にも・・・)

家の内装、衣服、所持品など色の好き嫌いだけでなく、どんな人生を過ごしたいのか、どんな感情を味わいたいのかを考えながら、その時に必要な色を選んで自分に望ましい、そして必要な影響を与えてください。

幸せを感じる機会をできるだけ増やし幸せや快を感じる回路を使う頻度を上げることは幸せを感じる力を向上させることにつながります。

影響
感覚神経を刺激し、臭覚、視覚、聴覚、味覚、蝕覚を向上させます。
交感神経を刺激するので、体温や血圧・脈を上げてくれます。また、血液の循環を活性化し、脳脊髄液の循環をよくし、交換神経の機能を高めます。
ヘモグロビンを増加し、肝臓/筋肉組織/左脳を活性化し、熱を生み出します。血圧の上昇、脈拍の上昇、呼吸の上昇、アドレナリンの分泌

【心理的効果】
警戒心、注意力を喚起するとともに行動的、活動的、熱血、エネルギッシュになれます。

オレンジ甲状腺を活性化し、上皮小体(甲状腺の後ろ側にある内部分泌管。副甲状腺ともよばれています)の機能を抑制します。
肺を拡張させ、筋痙攣を止める効果があり、カルシウム代謝を促進し、脈拍数を上げます。消化、新陳代謝をよくするので食欲を増進させてくれる効果や便秘解消の効果もあります。
子供を産んだばかりの母親がオレンジの衣服を着ると、母乳生成が活性化します。脾臓と膵臓の働きを促進します。

【心理的効果】
身につけると元気、楽天的、協調性があり、陽気にみせてくれます。

幸せを感じる脳内物質(エンドルフィン)分泌を促進します。
エンドルフィンはマラソンなど苦しいスポーツをした後、チョコレートを食べた時などに多く分泌される物質で、強い幸福感を感じさせてくれます。運動神経を活性化させ、筋肉を活動させるエネルギー代謝を促進します。
黄色を浴びるとその部位の機能を刺激し損傷の修復を促進します。胃腸に短時間照射すると、消化を促進し、長い時間照射すると、胃腸を浄化し、便通を促します。さらには寄生虫の類を排除し胆汁の流れをよくする働きもあります。
神経の発達を促し、肝臓、腸、皮膚を活性化し代謝を向上します。血流の浄化作用、リンパ管の活性化作用の促進、脾臓機能を抑制します。
黄色を多量に浴びると血圧の上昇、脈拍の上昇、呼吸の上昇などが起こります。

【心理的効果】
積極性、明るさ、幸福感、頭の回転が速くなり、ひらめき力、集中力がアップします。

癒し、和み、健康の色です。
筋肉の緊張をほぐし、リラックスさせてくれるので、ぐっすり眠れます。黃緑色は成長ホルモンに影響を与えますので、肌や髪のツヤ、健康の維持にも役立ちます。
また、筋肉や骨、その他組織の細胞をつくる力を促進したり、冷却、鎮静、緩和効果あるので、血圧を下げ、交感神経を鎮静化し、毛細血管を拡張し温かさを感じさせてくれます。バクテリア、ウイルス、その他の細菌を減少させる効果や下垂体を刺激、性欲の増進、心臓、肺機能の増強などの効果があります。

【心理的効果】
調和とバランス、緊張の緩和、情緒の安定、安心感の増加

鎮静作用があって精神的にも落ち着かせてくれます
体温の低下、痛みの緩和、炎症の抑制、血圧降下、脈拍鎮静化、呼吸の鎮静化、体力回復の促進効果などがあります。副交感神経を活発に働かせてくれます
自制心を芽生えさせるので防犯予防に効果的。うすい水色は眠りを誘う色です(セロトニンの働きを支援)
防腐特性や、筋肉と血管を収縮させる力があり、炎症を鎮めて冷やす効果、血流を正常に戻素効果があります。青を多量に浴びると疲れを感じることもあるので注意してください。

【心理的効果】
爽快感、冷静(自制心を芽生えさせる)

藍色には冷却効果や、収歛性があり、活力を鎮め回復を促します。
藍色を浴びると血圧・脈拍・呼吸速度を低下・減少し、腎臓の過活動、喉のトラブルを癒してくれます。上皮小体を活性化、甲状腺の抑制、血液の浄化、食細胞(白血球・マクモファージなどの食菌細胞)を増加、恒常性の向上(大量の出血を抑制したりとめたりする)

【心理的効果】
過剰な興奮/抑圧感/活動過多/強迫観念/恐怖の鎮静化、安らぎ/落ち着きの増進

頭の鎮静効果があり、神経過敏を制御し、集中力アップをアップさせ、インスピレーションやひらめき力を高くなり、勘が鋭くなります。
また、脾臓、上位脳、骨の機能を高め、リンパ管や心筋、運動神経の働きを抑制します。空腹感を抑制し、白血球を増加し、カリウムとナトリウムのイオンババンスを維持する効果があります。
デトックス作用を促進し、眠りの質を向上させます。

心理的効果】
集中力アップ、鎮静効果

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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