呼吸は吐くことから
呼吸力を鍛える前に知っておいて欲しいことは、「息は吐かないと吸えない」ということです。
深呼吸をしましょうというと、ほとんどの人はまず大きく息を吸い込みます。
しかし、肺に古い空気が残ったままで息を吸っても空気をたくさん吸い込むことはできないのです。
ポイント1
息をしっかり吐き切ってから息を吸いましょう。
次に息を吐く筋力をアップするために息を6秒以上の時間をかけて吐き切る練習をしてください。
筋肉(筋繊維)が力を継続して出し続けられるのは5秒程度なので、それ以上の時間をかけて息を吐くことで息を吐くための筋肉が効率よく鍛えられるからです。
息を吐くための筋肉を強化することで息を吐き切る機能が高まり、たくさんの空気を体に取り込めるようになっていきます。
ポイント2
6秒以上時間をかけて息を吐きましょう。
そして、鼻から息を吸うようにしてください。鼻から息を吸った方が
横隔膜が下がりやすく大きく動くこと
喉を傷めにくいこと
リラックスしやすいこと
などが理由です。
ポイント3
鼻から息を吸いましょう。
横隔膜が大きく上下した方が深い呼吸をしやすいのです。
胸式呼吸で息を吸い込むと横隔膜が上に上がります。
腹式呼吸で息を吸い込むと横隔膜が下に下がります。
横隔膜の動きを意識することで、胸式呼吸、腹式呼吸の両方を使うことができるようになるので、より大きな深い呼吸ができるようになっていきます。
(ヨガでは完全呼吸と呼んでいます)
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