脳と心の関係
心は脳という臓器の働きで生まれます。
心は脳で作られた電気信号が神経回路を通って体パーツに信号を出して動かし、その感覚を脳にフィードバックすることで感じるのです。
(苦しい時は胸を締め付けその感覚を脳にフィードバックします)
つまり心の不調は脳の働きの不調ともいえるのです。
ですから、心の不調を考える場合、脳の働きの不調の原因を考える必要があるのです。
脳の燃料について
ブドウ糖は脳の燃料です。
人間はブドウ糖を燃料として考え動きます。
つまり、人はブドウ糖を使って笑い、泣き、歩き、走るのです。
ブドウ糖がホンの数分脳からなくなれば考えることも、感じることもできなくなってしまうのです。ですからブドウ糖を体(特に脳)に行きわたらせることで、快適に体を働かせることができます。
ブドウ糖の供給力を上げるために
- ブドウ糖を運ぶ血液の流れが良いこと
- 血液に溶けているブドウ糖(血糖値)必要な濃度になっていること
血液中のブドウ糖の濃度はインスリンという膵臓から分泌されるホルモンによって常に一定の範囲内に保たれています。(正常な血糖値の範囲は60~160)
血糖値が高くなるとエネルギー豊富になり気分が高揚する
血糖値が下くなるとエネルギーが不足して脳が働かなくなる
などの症状が出ます。(この症状をムードスウィングと言います。)
ですから低血糖の状態が続くとネガティブな思考に支配されてしまいます。
心の平安は、燃料であるブドウ糖を脳に安定的に供給していて初めて得られるのです。
安定した心を保つために
- 無理なダイエット、不規則な食生活などをつづける
低血糖の状態を長期間継続する - 甘いものを摂りすぎる
血糖値が急激に上がるとインスリンが大量に分泌され、低血糖に陥ることがあります。
するとムードスウィングに陥り、仕事や人間関係、場合によっては日常生活も困難になることがあるようです。
バランスの取れた食事をし、不足している栄養素を補い(必要があればサプリメントを使うのも良いでしょう)、運動、休養を取り入れるなど、生活習慣を調える
生活習慣を調える ⇒ 脳の状態が調う ⇒ 体の状態が調う ⇒ 心の状態が調う
という好循環を作りましょう。
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