3割程度解決すれば問題全体が解決する
問題が山積みになっていると全てを解決できないかもしれないと圧倒されてしまうものです。
「たった一つの問題を解決することさえ難しいのに山積みになっている問題を効率よく全て解決してしまう能力なんてあるはずない。もう、お終いだ」なんて考えてしまうかもしれません。
しかし、山積みになっている問題も多くの場合相互に関係しあって問題を維持しているので、ひとつひとつ解決していけば思ったより早く問題は解決するものです。
例えば、思ったことが話せないので、いつも嫌なことを押し付けられてしまうなどの問題は、人が怖かったり、緊張しやすかったりする問題と関わっていて、この問題は「自分が嫌い」という中心的な問題と関わっていたりします。
しかし、緊張しにくい考え方を身につけたり、緊張を和らげるためのリラクセーションが上手になると、人の怖さが半減して思ったことが言えたり、嫌なことを押し付けられる回数も減ってきたりします。
嫌なことを押し付けられなくなった自分をちょっと好きになって、人の怖さが半減してさらに緊張しにくくなったり・・・こんな好循環が起き始めると問題全体が解決していきます。
中心的な問題が解決できなくても、山積みになった問題の中から手をつけられることから慌てず丁寧に改善していけば、それと相互関係にある問題が解決、あるいは軽減していくため、全体の3割程度の問題を解決、あるいは軽減することで問題全体が解決に向かっていくのです。
全体の3割程度が解決できれば、「手がつけられない」と思っていた問題がもはや問題ではなくなっているものなのです。
山積みになった問題に圧倒されたら、今すぐ手をつけられる問題から慌てずじっくりと取り組んでみてください。
ひとつひとつの問題に取り組んでいくうちに、「解決するのは無理だ」と思っていた問題もなんとかなっているはずです。
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