もったいない
片付けができない理由で多いのが「捨てることに罪悪感を抱く」ということです。
本当は「もう使わないだろう」とわかっているモノなのに、捨てることを「悪いこと」と感じてしまって捨てられないのです。
日本の文化として「もったいない」という言葉が心の奥に染み込んでいるからでしょう。
しかし、それは「もったいない」という言葉の意味を誤解しているからに他なりません。
「もったいない」とはどんな意味なのでしょうか?
ものを捨てずに押し入れの奥にしまいこんでしまえば、その場の罪悪感からは解放されます。
しかし、押し入れの奥や段ボールの中などに押し込まれ使わなくなってしまったものは、「1.そのモノ本来の機能や役割を果たせなくなってしまう」のです。
そればかりか、それらを溜め込んでおく「2.住宅のスペースを浪費」した上、片付かない部屋の中で「3.心が不安定になって」しまいます。
「もったいない」ことばに従うことで、3つの「もったいない」をつくってしまっているのです。
つまり、自分で考えず、決断せず、ただ「もったいない」という言葉に従うことは問題を先送りして、たくさんの「もったいない」をつくり出すことなのです。
- モノに機能や役割を果たさせてあげる方法はあるか?
- 家のスペースを無駄に浪費していないか?
- 片付けられなくなって心が不安定になっていないか?
をよく考えて自分の考えで「捨てる」のか「残す」のかをよく検討してみましょう。
ぜひ、もう一度「もったいない」という言葉の意味を再検討してみてください。
そして、「捨てる」か「残す」かの決断が自分や家族の幸せに大きく関わっていることも、その再検討の材料として加味してください。
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