最近の脳の新常識
神経のつなぎ目の情報の発信側をシナプスといいます。
シナプスは経験を積み重ねるほど増えていきます。
脳内では電気を使って情報を伝えるのですが、その時、電気はニューロン(神経細胞)を
樹状突起 → ニューロン本体 → シナプス → 脳内物質 → 受容体 → 樹状突起
という流れで次のニューロンへと受け渡されます。
これを繰り返すことで情報がニューロンからニューロンへと受け渡されていくのです。
重要なのはこのシナプスは使うことで数が増えるだけでなく、刺激を繰り返し受けることで少しずつ太くなっていくということです。
つまり、使えば使うほどその部分の情報の受け渡しが確実で素早くなっていくということです。
脳のオプティマイズはシナプスを鍛えて強く太くして情報の伝達効率を向上させることなのです。
脳細胞は再生する
脳のことでもう1つ知っておいて欲しいことは脳の細胞も再生するということです。
これまで脳細胞は25歳を過ぎた頃から毎日10万個ずつ死んで、一度死んだ脳細胞は再生しないと言われてきました。
しかし、最近の研究で脳には再生する力があることがわかってきています。
年齢を重ね脳の細胞が死んだとしても、必要な刺激を与え続ければ再生してシナプスを増加させ鍛えて強くし、太くして情報の伝達効率を向上させることができるのです。
つまり、現在何歳であろうと、どんなことが苦手であろうとトレーニングをし続けることで脳のオプティマイズを起こすことができるということなのです。
「年だから」「もう遅い」ということはないのです。あなたが何歳であっても、いつからでもやりたいと思ったらぜひチャレンジしていきましょう。
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