効果的に疲れをとる入浴
上手に疲れを解消するために湯船にシッカリつかる習慣を身につけましょう。
「疲れがとれない」と嘆いている人の多くは、湯船につからずシャワーだけで済ませてしまっているようです。
夜の入浴時にゆっくり湯船につかることで副交感神経の働きが活発になります。
副交感神経の働きが活発になると筋肉が弛緩して柔らかくなって血流が良くなるので、疲労物質が筋肉から流れ出して疲れがとれやすくなります。
さらに体が眠るための準備を始めるので、睡眠の質が良くなるので体の修復能力や免疫力が向上します。入浴することで汗もたくさんかくので、ストレスの緩和にもつながります。
夜シャワーだけで湯船につからない人は、副交感神経を活性化しにくくなってしまうので、交感神経過剰の状態で夜を過ごすことになってしまいます。
そのため睡眠の質が悪くなるのでして回復力や免疫力が低下するとともに、汗をかく量も少なくなってしまうのでストレスもたまりやすくなるのです。
またシャワーだけですませてしまう人の多くは、基礎体温が低い人ようです。
基礎体温が低いことで湯船を熱く感じてしまうので、湯船に長くつかっていられないのです。
低体温になる原因
- 血流が悪い
交感神経の過剰の状態が続くと血流が悪化します - 筋肉での発熱量が少ない
運動不足で筋肉量が減ってしまうと発熱量が減少します - 体を冷やす食べ物の摂り過ぎ
白砂糖、冷たい飲み物などを摂りすぎると体温が低下します - 体を冷やす生活
エアコンのかけすぎや体を冷やす服装(皮膚の露出が多いなど)が多い
湯船に長く浸かっていられない人は生活改善に取り組む必要があるでしょう。
生活習慣を変えることで基礎体温が上昇し、湯船につかることが気持ち良いと思えるようになるでしょう。
疲れがとれる入浴ポイント
- 湯船の温度は基礎体温プラス4から5度程度
「気持ちが良い」と感じられる温度を探しましょう。
40度〜42度のぬるめの湯船に20分以上浸かることがオススメですが、低体温の人はその温度でも「熱い」と感じて長く入れません。
最初は38度〜39度ぐらいで湯船につかる習慣をつけていきましょう。 - 湯船につかる前に体の末端(足や手)にお湯をかける
湯船につかった時に体温と湯船の温度差が大きいと交感神経が優位になってしまいます。また心臓など循環器系にも負担がかかってしまうので、手や足にお湯をかけて体温を上げてから湯船につかりましょう。 - 全身浴で10分から20分、半身浴では40分程度
半身浴だとゆっくり体温が上がるので副交感神経が優位になりやすいのですが、冬場は上半身が冷えてしまうので、掛け湯をしたりタオルをかけたりして温めながら入ってください。 - 10分程度湯船につかることを繰り返す
10分程度湯舟につかったら、手を冷水に入れたり冷たいタオルを首の付け根に当てたりすることで、自律神経の切り替え練習をしてみましょう。
浴槽から出て冷たいシャワーを浴びても良いのですが、刺激が強いので慎重に行ってください。
指先や足先、首の付け根などを冷やす程度でも自律神経の切り替えトレーニングの効果は十分に期待できます。
湯船につかることが習慣になると体温が上昇しやすくなって汗もかきやすくなっていきます。
循環器の状態も良くなるので冷え症緩和にも役立ちます。
さらに皮脂腺が活性化するので、体の中に溜まった毒素(化学物質や不必要な金属など)の排泄も促進されます。疲れが取れやすくなって体調もよくなってくるでしょう。
シャワー派の人は湯船につかるという習慣についてかんがてみてくださいね。
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