過剰な不安とは?
「①耐え難いほど苦しい」「②生活に問題が生じる」「③長期間続く」「④原因がわからない」などの要素を兼ね備えた「過剰な不安」と呼べる不安があります。
「過剰な不安」を長期間感じ続けると、動悸、発汗、震えなど身体的症状も起こり始め、普通の生活ができなくなってしまいます。
過剰な不安の原因
- 低血糖・栄養素の不足
- 乳酸レベルの上昇
- 興奮性伝達物質の過剰
今回は過剰な不安の原因1の「低血糖・栄養素の不足」について考えてみましょう。
低血糖・栄養素の不足が原因の不安
不安や不安定な感情を発生させる原因として代表的な食品は精製された砂糖やデンプンがたっぷりの食品です。
ファーストフードなどのいわゆるジャンクフードには、これらの食品がたっぷり使われています。
ビタミン、ミネラル、ファイバーなどが著しく不足している上、白砂糖や精製されたデンプンが大量に含まれているので血糖値を急激に上昇させてしまいます。
このような食事をしていると、
- ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸、アミノ酸の不足
感情が安定しなくなり、不安な気持ちになります。 - インスリンの大量分泌
急激に血糖値が上昇するとインスリンが大量に分泌されてしまうので、血中のブドウ糖値が急激に低下して低血糖の状態に陥ってしまいます。
ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源なので、脳がエネルギー不足になってしまうので、同じ考えに縛られたり、不安を感じやすくなってしまいます。 - ビタミンB群の不足
砂糖を代謝するためには大量のビタミンB群が必要です。ビタミンB群が不足すると感情が不安定になってしまいます。
多動、神経質、うつ、心配、不眠などの症状は、ビタミンB群のひとつであるナイアシン(またはナイアシンアミド)の不足によっても生じます。ビタミンB3にはナイアシンとナイアシンアミドの2つの形があります。
バランスよく栄養素を摂取すること、精製された食品や極端に甘いものなど血糖値を急上昇させる食べ物は出来るだけ避けるようにしましょう。
食事のバランスが崩れることは心のバランスを崩すことにつながることを意識しておきましょう。
コメント