健康と美と幸せを科学する講座(1-7)

免疫力

免疫力とは病気に対抗して体を守ろうとする力のことです。免疫力を高めると病気になりにくくなります。日常生活では私たちの周りには様々な種類のウィルスや細菌が存在していますが、免疫力がその脅威から守ってくれているおかげで健康な毎日が過ごせています。しかし、免疫力は20歳前後がピークで、その後は少しずつ低下していきます。それに加え免疫力を低下させる生活習慣やストレスによって本来の免疫力を出せなくなってしまっている人も少なくありません。免疫力を高めるためにできることを理解して、できることから毎日の生活に取り入れていきましょう。

免疫力を上げるためにできること3

⑤筋肉を増やす

免疫力の向上させるためには筋肉を増やすことが有効です。

ウイルスなど外から侵入してくる異物に対抗するマクロファージという細胞の働きを活発化させるためにはエネルギーの生成と一定の高さの体温が必要だからです。体で熱を作る最大の器官は筋肉なので、筋肉を増やすことは免疫力アップへの近道なのです。高い免疫力を引き出すためには深部体温37.2度が理想です。実測モード(正確な体温を知るために10分測定するモード)で脇の下で測った場合は36.5度くらが目安です。それが36度未満の人は免疫力が低下しているといって良いでしょう。体温が上げるためには、体で熱を作る方法と外から熱を補う方法の2つがありますが、体で熱を作る最大の器官である筋肉を増やすことは免疫力アップへにとても効果的なのです。

体温と体の状態

筋肉量と細胞活性度の関係

筋肉に血液を送るためには高い心肺機能が必要です。筋肉量が多いということは体に血液を送る力が強いということにもなるため、細胞への酸素と栄養を送る力が強いので細胞を活性化させることにつながり免疫力が向上します。

さらに体を構成するアミノ酸は免疫細胞の産生を高め、その働きを強化することで免疫力を高め病気にかかりにくい体づくりに役立ちます。特にグルタミン、アルギニン、ヒスチジンの3つのアミノ酸は免疫システムを正常に修復する働きがあります。筋肉はアミノ酸の貯蔵庫としての役割もあるため、筋肉量が多いとアミノ酸の貯蔵量が多く免疫力の維持に役立ちます。ただし筋トレ直後は免疫力が低下するので注意が必要です。
全く運動をしなくても臓器などを動かすための筋肉は維持できますし、生きていくために必要な最低限の体温は保てます。しかし発熱量に余裕がないと外気の変化や仕事などでストレスがかかると血管が収縮してたちまち低体温に陥って免疫力が低下してしまいます。体温を保つ力がある体、つまり免疫力が高い体を維持するために発熱量に余裕がある体(筋肉が十分にある体)を目指しましょう。

筋肉と運動と免疫力

筋肉を増やすためには運動が必要です。適度な運動は免疫機能を高めて上気道感染症のリスクを低下させます。(過度な運動は免疫機能を低下させる)免疫系の細胞には好中球、単球、リンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞などに分類)などがあますが、それらの血液中の数は運動によって増加します。(特にNK細胞は著しく増加しますが、NK細胞はウイルスに対する感染防御において重要)適度な運動習慣は免疫力を高めます。

次回は筋肉を増やすための栄養について考えてみます。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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