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免疫力

免疫力とは病気に対抗して体を守ろうとする力のことです。免疫力を高めると病気になりにくくなります。日常生活では私たちの周りには様々な種類のウィルスや細菌が存在していますが、免疫力がその脅威から守ってくれているおかげで健康な毎日が過ごせています。しかし、免疫力は20歳前後がピークで、その後は少しずつ低下していきます。それに加え免疫力を低下させる生活習慣やストレスによって本来の免疫力を出せなくなってしまっている人も少なくありません。免疫力を高めるためにできることを理解して、できることから毎日の生活に取り入れていきましょう。

免疫力を上げるためにできること6

表情筋と免疫力

筋肉量と免疫力には相関関係があって筋肉量を増やすことが免疫力の向上に繋がることは、すでにお話ししました。今回は表情筋と免疫力について考えてみたいと思います。

表情筋を鍛えることも免疫力を向上させるために役立ちます。表情筋を鍛えることで①唾液分泌促進、②脳の感覚野にポジティブな刺激を入れる、③表情が豊かになることで②が起こりやすくなるなどの効果があるからです。今回は①唾液の分泌が促進されることで、免疫力が向上する理由について考えてみましょう。

2段階の免疫システム

表情筋と唾液と免疫力の関係を理解するために、まず免疫システムについて考えてみましょう。免疫には「ウイルスや細菌(=敵)を侵入させない」ことと、「侵入した敵と戦ってやっつける」という2段階の免疫が存在します。

  • 第1段階 防御=粘膜免疫
    体内にウイルスや細菌、花粉などの異物が侵入しようとした時、これらの侵入を阻止して体を守っているのが粘膜免疫です。粘膜免疫が働く場所は目、鼻、口、腸管などの粘膜です。ここで異物が粘膜を介して体内に入るのを防いで体外に出してしまうことで感染を防ぎます。
  • 第2段階 攻撃=全身免疫
    病原体が粘膜免疫を突破して体内に侵入して増殖してしまった状態が「感染」です。体に侵入したウイルスや細菌に対しては、第2段階の全身免疫が働きます。全身免疫では免疫細胞が病原体を捕えて排除するよう働きます。また体内では古い細胞が新しい細胞に入れ替わるために細胞分裂が起こっています。細胞分裂の際、異常な細胞が発生することがあります。この異常な細胞が増殖した状態が癌です。癌細胞のような異物を排除するのも全身免疫の役割です。

口腔内の状態と粘膜免疫

外敵の侵入を防ごうと働く粘膜免疫ですが、粘膜面で主体的に活躍している免疫物質があります。それが「IgA抗体(以下IgA)」です。抗体は侵入してきた病原体にくっついて、これを無力化するように働く免疫物質です。タンパク質でできていて免疫グロブリンとも呼ばれます。IgAには特定のウイルスや細菌だけに反応するのではなく、さまざまな種類の病原体に対応できるという守備範囲の広さがあります。IgAが低下すると病気にかかりやすくなります。このことは風邪の発症と唾液中のIgA濃度の関係を調べた研究でも確かめられています。IgAが低いときは疲労感も高まっています。母乳にはIgAが特に多く含まれていて赤ちゃんを感染から守っています。口腔内の状態が良好であれば粘膜免疫の働きも向上するため、プロの口腔ケアを受けて口の中を健康に保った高齢者は風邪やインフルエンザの発症率が低かったという研究があります。

口腔の状態と風邪・インフルエンザの発生率

口腔内の状態の改善で免疫アップ

唾液の量を増やす

唾液は細菌やウイルスを防御し、さらに口腔内の汚れも洗い流してくれます。その他にも唾液に含まれるムチンには粘膜保護作用が、上皮成長因子には傷ついた粘膜組織を修復する作用があります。唾液の分泌量が多い人はDHEAの分泌レベルも高いというデータがあります。DHEAは「長寿のホルモン」といわれ、分泌量が多い人ほど長生きであるという研究結果が発表されています。唾液腺は自律神経に支配されており、ストレスを感じると唾液は止まります。口の渇きに気づいたら、ストレスがあると自覚して早めに対処することをお勧めします。表情筋を動かすことで唾液腺を刺激して唾液の分泌量を増やすことができます。

口腔内を清潔にする

歯垢を効果的に落とすことができる丁寧に歯を磨くことが大切です。パルス式の超音波歯ブラシを使うことをおススメします。また乾布摩擦をしたり高周波で全身をマッサージすることも効果的です。

電動式歯ブラシには振動式歯ブラシ、音波歯ブラシ、連続波式超音波歯ブラシ、パルス式超音波歯ブラシなどがあり、それぞれ性能や価格に差があります。パルス式超音波歯ブラシはとても少ないので、興味がある方はお問い合わせください)

粘膜を強化する栄養を摂る

粘膜に多く含まれていて目・鼻・のどを常に湿らせてくれているムチンはネバネバした食材に豊富です。納豆・山芋・里芋・オクラ・なめこ・蓮根・モロヘイヤなどに多く含まれています。脂溶性ビタミンの一つのビタミン A は皮膚や粘膜を構成する上皮細胞を作る働きがあります。ビタミン A は油に溶けると吸収率が良くなるので油で炒めるなどの調理法がおすすめです。うなぎ・レバー・バター・チーズ・卵・緑黄色野菜(ほうれん草・人参・南瓜など)などに多く含まれています。※他にもビタミン B6、ビタミン C、亜鉛なども粘膜を強化する栄養素です。

口の中を乾燥させない

口呼吸をしていると口腔内が乾燥してしまいます。口腔内が乾燥すると口腔内の粘膜免疫が低下してしまいます。自分が口呼吸になっていないかを(特に何かに集中している時、ストレスを感じている時などは要注意!!)チェックして、できるだけ鼻呼吸に切り替えていきましょう。また一定時間ごとに口を水を口に含んで口の中を湿らせて(ガブ飲みは×)あげましょう。季節や湿度、天気などによって時間感覚は異なりますが、1時間に1回程度を目安に自分の口の中が乾燥気味になる時間を計りながら時間感覚を調整してみてください。

奥村英樹

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心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体を...

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