ノンレム睡眠とレム睡眠
上手に睡眠を取ってしっかりと休息するためには睡眠についてよく理解していることが役に立ちます。今日は睡眠の種類について考えてみたいと思います。
睡眠のうち速い目の動きを伴う睡眠をレム睡眠(Rapid Eye Movement)といいます。レム睡眠は変温動物が身体を休ませるために発達させた休息法です。レム睡眠は全身の筋肉の緊張がとれて体を休息させてくれるので、体の疲労回復や体のメンテナンスには効果的な睡眠なのですが、脳を効果的に休息させられません。
変温動物から鳥類、哺乳類への発達に伴って発達したのがノンレム睡眠という休息法です。ノンレム睡眠は筋肉の緊張は残りますが、脳をシッカリ休ませることができます。大脳を効率よく休ませるためにノンレム睡眠は眠りの深さが異なる4つの段階があります。レム睡眠は「体」、ノンレム睡眠は「脳」を休息させるための眠りです。
ノンレム睡眠では体は休んでいるのですが脳は活発に活動しています。レム睡眠中に記憶の整理や固定、記憶を引き出すための索引が作られています。目覚めている時に外界から取り入れたり自分自身で考えたりした情報の中から、必要なものだけを残して整理して情報をいつでもすぐに取り出せるようにしています。
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