幸せを増やす講座126

疲れへの具体的対処法(交感神経型1)

 

血中酸素濃度

緊張すると息が浅くなったり、何かに集中していて息を止めてしまったり・・そんな経験は誰にでもあるはずです。これは交感神経が過緊張になったことで起こります。この状態が続くと肺への空気を取り込む量が少なくなってしまうので、体への酸素を取り込む量が減って血中酸素濃度(SPO2)が下がってしまいます。

この時、体では急激にエネルギーが使われ糖が消費されるので血糖値も低下し始めます。血中酸素濃度と血糖値が低下すると、その状態を回避してその危険な状態から体を回復させるために疲れの感覚を出して自覚できるようにしてくれます。疲れの原因は血中の「酸素濃度の低下」と「血糖値の低下」ですから、この疲れから回復させるためには適切な糖質補給と酸素を供給すれば良いのです。

糖質の補給

糖質の補給については甘いものや炭水化物を補給すれば良いのですが、白砂糖など精製された糖質を摂取すると人によっては急速に血糖値が上昇し、それを危険と感じた体がインスリンを大量に放出することで低血糖状態を作り出し、後からかえって疲れてしまうことがありますので注意が必要です。

できれば精製されていない糖(黒砂糖、甜菜糖など)、全粒粉の小麦、玄米などゆっくりと吸収される糖質を摂るようにしましょう。

気づいた・閃いた

呼吸力の向上

普段から腹式呼吸、胸式呼吸の練習をして呼吸するための筋肉(横隔膜、腹横筋、肋間筋)を強化したりストレッチして大きく安定した呼吸ができるようにトレーニングしておきましょう。

また、「酸素濃度の低下」と「血糖値の低下」が長時間続いた後には「疲れで体が鉛のように重たく」感じてしまいます。できれば、そうなる前に1時間仕事をしたら・・、作業がひと段落ついたら・・・など意識的に深呼吸したり、適度に糖質を補給するようにしてそうした疲れを感じる前に体をケアしてあげましょう。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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