糖の違い
「血糖値の急激な上昇 → インスリンの大量放出 → 低血糖のストレスに対してアドレナリンを放出 → 気分の悪化」という流れで起きる気分の悪化を「シュガーブルー」といいます。
急速な血糖値の上昇は脳にとっても、とても危険なのです。
つまり食べた後にゆっくりと糖に変わる「スローリリース」の食べ物が脳にとっては優れたエネルギー源なのです。
GI値
食品が血糖値をあげるスピードを数値化したものが、グリセミックインデックス(GI)です。それぞれの食品は、ブドウ糖を基準100として数値で示されています。
- 食べてすぐに血糖値を揚げる食品は「高GI食品」と呼ばれ、その代表は、うどん、もち、精製パン、白米ご飯、マッシュポテトなどです。
- 食べてから血糖値をゆっくり上げる食品は「低GI食品」と呼ばれます。その代表はきのこ類、海藻類、大豆、肉、魚介類、ライ麦パン、ライ麦シリアル、葉野菜(ほうれん草など)などです。
- 血糖値をあげるスピードが中程度のものが「中GI食品」です。その代表がレーズン、パスタ、パイナップル、マスクメロンなどです。
「スローリリース」の「低GI食品」を中心とする食生活が、脳を最大限に機能させ、気分よく機嫌よく前向きにな毎日を後押ししてくれます。
食品/GI | 低GI食品(GI55以下) | 中GI食品(GI56~69) | 高GI食品(GI70以上) |
パン | ライ麦パン、ライ麦シリアル | オートミール | 精製パン、ベーグル、マフィン |
フルーツ | アプリコット、梨、オレンジ、桃、りんご、柿、ぶどう、プレーン、イチゴ、ブルーベリー | バナナ、パイナップル、マスクメロン、レーズン | スイカ、デーツ、栗 |
豆類 | グリンピース、えんどう豆、レンズマメ、小豆、うずら豆、インゲン豆 | 豆のスープ | |
野菜 | きのこ類、葉野類、モヤシ、レタス、セロリ、モロヘイヤ、レンコン、きゅうり、たけのこ、大根、ごぼう、オクラ、グリーンアスパラ、ほうれん草 | サツマイモ、イチョウ、ビート | にんじん、かぼちゃ、ジャガイモ、ヤマイモ、ベークドポテト、マッシュポテト、とうもろこし |
穀物 | 玄米ご飯 中華そば | そば、マカロニ、スパゲティ、パスタ | 白米ご飯、もち、うどん、ソーメン、赤飯 |
ビタミンB群を多く含んだ食品
エネルギーを供給するのは、神経細胞の中にあるミトコンドリアという器官です。ミトコンドリアで、ブドウ糖が酵素によって酸化されエネルギーに変換されます。
酵素が働くためにはビタミンB群が欠かせません。ですからビタミンB群が不足すると、脳はエネルギー不足に陥り元気がなくなってしまいます。ビタミンB群の摂取もしっかりと行いましょう。
ビタミン | 材料 | 1回使用量 | 含有量 |
ビタミンB1【1日の摂取量は1.1mg】 | ・豚ヒレ肉 80g 1.04mg ・豚もも肉 80g 0.9mg ・うなぎ 100g 0.75mg ・豚挽き肉 80g 0.52mg ・ロースハム 50g 0.3mg ・玄米 50g 0.27mg (玄米:白米=10:1) ・えんどう 30g 0.22mg ・そらまめ 30g 0.15mg ・落花生 20g 0.17mg ・ごま 9g 0.09mg ・きな粉 10g 0.08mg | ||
ビタミンB2【1日の摂取量は1.2mg】 | ・うなぎの蒲焼 100g 0.75mg ・さば(生) 80g 0.43mg ・まいわし 60g 0.33mg ・アーモンド 30g 0.33mg ・脱脂粉乳 20g 0.28mg ・納豆 50g 0.28mg ・玉子 50g 0.24mg ・たらこ 40g 0.22mg |
ビタミンB61日の摂取量 | 1食品で1日の摂取量(1.3mg)をとるには |
ビタミンB6【1.3mg】 ・
| ・たい(切り身) 2切れ ・さけ(切り身) 2切れ ・本まぐろ(刺身) 150g ・鶏胸肉(皮なし) 120g ・にんにく 1個 ・ぎんなん 50粒 |
ビタミンB121日の摂取量 | 1食品で1日の摂取量(2.4μg)をとるには… |
ビタミンB12【2.4μg】
| ・鶏レバー 1かけ ・たらこ 4/1切れ ・まぐろ(赤身) 100g ・焼き海苔(大) 1枚 ・しじみ 2個 ・あさり 2個 ・すじこ 大さじ1 |
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