幸せを増やす講座29

体の感覚を調整する

体を鍛えることで体の感覚が変わってきます。男性なら胸板を厚くする、女性ならウェストやヒップをしぼったする、体幹を鍛える、骨盤の位置を正しくして姿勢や体の歪みを調整するなど体を鍛え、健康度や強さがますことで体から感じ取る感覚がポジティブに変化します。

体の変化が脳が与える影響は予想以上に大きいはずです。体を鍛えて強化していくうちに、今までになかった脳や神経系のネットワークができたり、体のパーツを感じ取る機能が鋭敏になって、ネガティブな感情を感じた時に集中して感じていた感覚を分散することが上手になっていくからです。また体が強く健康になることで、人間の中の動物的な強さの感覚が強くなって、「なんとかなる」「大丈夫」という根拠のない自信が強化されてポジティブな思考や感情を感じやすくなっていきます。
ウォーキングする女性

また運動中に体が追い込まれていくと、心臓の筋肉で生成される心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)など体の苦しさを半減させるホルモンが生成されたり、運動後は達成感や幸福を感じるエンドルフィンやドーパミンという脳内物質が大量に生成されます。

運動選手が苦しい練習に耐えられるのはこうした脳内物質やホルモンの大量分泌があるというのも大きな要因でしょう。運動をすることで繰り返し脳内物質やホルモンを大量に生産するので、それを生産する機能が高くなって幸せや達成感を感じる能力も高くなっていきます。

感情は体の感覚を通して感じているのです。

頭の中で感じるという人もいますが、そんな人の多くは体で起こっている変化を感じる回路が弱くなっていて、良いことも悪いことも上手に感じ取れなくなっている場合が多いようです。

体の感覚を分散し自分が感じたいと望む感情を表す回路を繰り返し何度も使って、その感覚をより強い物にしていきましょう。

その為にも毎日の規則正しい生活リズムをつくり、、体を意識し感じること、自分の体と対話することを心がけて、その変化に敏感に気づくことを心がけましょう。そうした日々の繰り返しが幸せで穏やかな感覚を育てていくのです。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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