加圧トレーニング理論編(35)

運動強度について

加圧トレーニングを行う時に使用する負荷は1RMの20%程度がおすすめです。 強い負荷をかけても効果はあまり高まりません。

そして1セット7回~15回程度の繰り返し運動をすることで精一杯になるように圧力を設定して加圧トレーニングを行います。

加圧べルトをつけて加圧することで血流制限しても血流制限だけで筋力は低下しませんので、1RMの20%でトレーニングを始めても最初はとてもに楽に感じるはずです。 しかし反復運動を繰り返すごとに筋肉に疲労物質が溜まり始め急激に疲労を感じ始めます。 加圧トレーニングは効果的なトレーニング方法ですが「疲労」を感じる前に運動を終わってしうと、やはりトレーニング効果は低くなってしまうのです。

全力

加圧トレーニングの効果を運動後の主観的運動強度との関係から調べてみると、高い効果を示した人ほど運動後に主観的運動強度が高いくなっています。 加圧トレーニングは「効果が高い=楽 」と考えて加圧トレーニングを行う人が多いようですが、加圧トレーニングも「キツイ」し「ツライ」思いをしなければトレーニングの効果は得られないということです。

加圧トレーニングの特徴

加圧トレーニングが多くのアスリートに取り入れられている理由は

  • 筋肉痛になりにくい
  • 疲労感が残りにくい
  • 通常のトレーニングと比べると非常に短時間のトレーニングで高い効果が得られる

といった特徴があるからです。

ただし筋肉肥大や筋力アップを主目的とするのではなく血管のトレーニングや血流量のアップ、成長ホルモンの積極的分泌による効果(脂肪代謝力UP、アンチエイジング、美肌など)を目的とする場合は、血流を制限することで十分効果は得られますので、加圧インストラクターとよく話し合って目的に合ったトレーニングメニューと圧力を設定してもらうようにしましょう。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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