代表的な「なだめ行動」2
なだめ行動には様々なパターンがあります。
- 首をそっと撫でる
- 顔をに触れる
- 髪の毛をもて遊ぶ
- 舌先で頬の内側や唇をこする
- 頼をふくらませて、ゆっくり息を吐き出す
- 立て続けにたばこを吸う
- ガムを噛むスピードが上がる
など様々です。
ストレスを感じると心身を快適な状態に戻すために、脳から瞬時に「落ち着いて!なだめて!」というシグナルが発信されるので、無意識のうちに「なだめ行動」をとるのです。
なだめ行動は神経の末端を刺激することで、脳を落ち着かせる効果があるエンドルフィンを分泌させて脳の興奮を抑えようとする大脳辺縁系に組み込まれた行動なのです。
なだめ行動は落ち着きを取り戻したり、保ったりすることに役立つのです。
性差と個人差
ストレッサー(難しい質問、落ち着けない状況、嫌なことを見たり聞いたり考えたりなど)に反応して顔、頭、首、肩、腕、手、脚に触れる行動は全てなだめ行動だと判断できます。
また、なだめ行動には性差があり、
- 男性は顔に触る
- 女性は首、衣服、装飾品、腕、髪の毛に触る
行為が多いようです。
なだめ行動には個人差もあり、どんななだめ行動を選択することが多いかは人によって違いがあります。
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シャツの前手で払ったり、ネクタイを直す行動は、身だしなみを整えているだけに見えますが、前述のなだめ行動のシグナルと組み合わされている(身体に沿そらすなど)場合は、手や腕を動かすことで自分を落ち着かせようとしていると判断できます。
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