コミュニケーションで幸+する講座５

• 相手や自分が置かれた状況に注意を払い理解しようとすること
• 相手に興味を持って冷静に観察すること

ある状況をその場にいなかった第三者に説明する時、ジェスチャーを使わないで伝えてみてください。両手を一切動かさないで伝えてみるのです。いつもは簡単に伝わることが伝わらずイライラする人もいるでしょうし全く説明できなくなる人さえいるでしょう。

目に入ったものが全部見えているわけではありません。目に入った情報の中から自分にとって重要な情報だけを抽出して認識しています。ですから同じ場所で同じ体験をしても同じものを見ていないのです。目には入っても見えていないものがあるのです。

「このジェスチャーにはこういう意味がある」とステレオタイプに決めつけるのではなく、色々なジェスチャーの組み合わせて真のメッセージを見つけましょう。人は姿勢・ジェスチャー・顔の表情・声の調子　etc　色々な部分から同時にメッセージを発信します。これらのメッセージを複合的に考えて検討すると、明示的に表現されていない相手の気持ちをより正確にくみ取れるようになるでしょう。「表情が曇ったから嫌われたからだ」と言った具合に１つのノンバーバルからその人の心理状態をくみ取っても、かえって不必要な誤解や人間関係のトラブルを引き起こしてしまうかもしれません。