幸せを増やす講座67

ストレスに耐えるリスク

ストレスを感じると副腎からアドレナリンやコルチゾールというホルモンが大量に分泌されます。ホルモンの作用で体に臨戦態勢に入って最大パワーを引き出す準備が整います。生物として生き残るためにはこうした働きがなくてはなりません。

過度のストレスが長期間続くと・・
  • アドレナリンの不足
    アドレナリンの生産工場である副腎が疲弊してアドレナリンが必要量分泌できなくなる
  • 免疫力が低下
    コルチゾールの高濃度で状態が長期間続いたことで筋肉、リンパ組織、結合組織のタンパク質が肝臓でブドウ糖に分解され、リンパ球が減り、免疫力が下がります。ガンや潰瘍ができやすくなってしまいます。身体の修復能力の低下して老化の急速に進行し、高血圧、骨粗しょう症、心臓病などの慢性疾患のリスクが高まります。
  • 記憶障害が起きる
    コルチゾールの高濃度で状態が長期間続いたことで記憶をつかさどる海馬の神経細胞がダメージを受けて、記憶力が低下します。長期間のストレスはアルツハイマー病のリスクを高めてしまいます。
  • 肥満
    筋肉や血管が硬くなり、血流が悪化して代謝が低下して太りやすくなってしまいます。
  • 感情の不安定
    脳内で快感を発生させるドーパミンが不足して、不安、恐れ、落ち着きのなさ、イライラ、怒り、不眠、うつ、自信喪失、記憶力の低下、集中力の欠如といったメンタルトラブルがひどくなり、過剰な飲酒、喫煙や過食をするようになったり、性欲の減退も引き起こします。

怖がる・恐怖を感じる女性

短期間のストレスでも・・
  • 免疫力の低下
    細菌やウィルスに感染しやすくなる、病気全般にかかりやすくなる
  • 身体の修復能力の低下
    傷や病気の治りが遅くなる、疲れがとれない、肩こりや筋肉の張りがとれない、肌のハリがなくなる
  • エネルギー不足、やる気の喪失
    ビタミン、ミネラルなどの微量栄養素の消費が激しくなり不足することで元気がなくなる
  • その他
    胃の痛み、頭痛、食欲不振、めまい、肩こり、便秘、下痢、不眠、首・手足・腰の痛み、疲労など

過剰なストレスを感じる場合、我慢し続けるとさまざまな不調に襲われ、大きな代償を支払うことになってしまいます。環境、食事、体のケア、生活習慣、行動パターン、考え方の癖などを見直し、早めにケアをするようにしていきましょう。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

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