心と栄養素の深い関係
興奮を沈めるタウリン
タウリンは脳の抑制系のアミノ酸です。タウリンは体全体に分布していて、特に脳、心臓、白血球、筋肉、網膜などに多く含まれます。タウリンは神経細胞の膜を電気的に安定させるので(電荷の逆転を防ぐ)、脳が興奮することを抑制します。
タウリンは神経細胞を電気的に安定させる事で不安や緊張を和らげイライラを抑えるのでストレスを緩和してくます。偏頭痛や不眠を抑えたりコレステロール値を下げる働きや血圧を下げる働きもあるといわれています。
タウリンが不足すると脳が興奮しすぎて不安や緊張が強くなるのでイライラして、場合によっては多動やてんかん発作などが起きてしまうことがあります。
タウリンは必須アミノ酸のシステインやメチオニンから体内で合成することができます。この時ビタミンB6が重要な働きをしますので、システィン、メチオニン、ビタミンB6を十分に摂取する事が大切です。ある報告ではタウリンを1回250~500ミリグラムを1日1回~2回 食後に摂取すると高い効果が得られるとしています。
多く含む食材
<魚類> | <貝類> |
真ダコ 900~1670 やりいか 700 カツオ 160~830 鰤(ぶり) 180~670 真アジ 230 秋刀魚(さんま) 180 鰯(いわし) 170 | サザエ 1500 ホタテ 670~1000 牡蠣(かき) 70~1180 蜆(しじみ) 32 アサリ 210~420 ミル貝 730 蛤(はまぐり) 550 |
鯖(さば) 170 虹鱒(にじます) 70 キングサーモン 55 鮪(まぐろ)の赤身 32 メバチの中トロ 8 | <その他> |
海栗(うに) 32 スルメイカ 360 車海老(くるまえび) 210 大正海老(たいしょうえび) 215 甘海老 60 | |
食品100gあたりのタウリン含有量(単位:mg) |
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