ステップ4:洗面・ランドリー
割れ窓理論というのをご存知でしょうか?
割れ窓理論は環境犯罪学上の理論で、治安が悪化するまでの経過以下のように考えます。
- 建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作り出す。
- ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起きるようになる。
- 住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。
- 凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。
ですから、治安を回復させるために
- 一見無害であったり、軽微な秩序違反行為でも取り締まる(ごみはきちんと分類して捨てるなど)。
- 警察職員による徒歩パトロールや交通違反の取り締まりを強化する。
- 地域社会は警察職員に協力し、秩序の維持に努力する。
などを行えばよいというものです。
家の中を綺麗に保ちたいのに「家族が協力してくれない」と嘆いている人も少なくありません。
しかし、いくら言葉で「綺麗にして!!」といってもなかなか協力を得られるものではありません。
そんな悩みを抱える人は「割れ窓理論」を意識して家の中を綺麗に保ちましょう。
家庭中を整理整頓し、ピカピカに保つために「取り締まり」というのは行き過ぎにしても、自分が率先して家中を綺麗に保つことで、家族の家の中を綺麗に保つモチベーションを高めていけばよいということです。
最初はいたちごっこかもしれませんが、慌てずコツコツと美しく、整理された状況を汚せない感覚を家族の中に育てていきましょう。
洗面やランドリーの整理整頓も基本的には他の場所と同じです。「必要最小限」のものだけ置くようにしましょう。
タオルを溜め込んでいませんか?もらいもののタオルなどを引き出しの奥の方に入れっぱなしにして使っていない何てことはありませんか?
家族の人数や使用頻度を考えて、必要最低限に整理しましょう。
バスタオルは家族の人数分+呼び枚もあれば十分です。
下着やパジャマは生活動線から考えてお風呂場の近くにある洗面・ランドリーに保管すると便利です。
また、洗剤などの買い置きは1つまでにしておきましょう。ストックしてあった洗剤を下ろしてから次の分を買うようにすればいいのです。
洗剤の種類は必要なものを厳選して少数精鋭で挑みましょう。
- ストックは1つまで
- 洗剤の種類は少数精鋭
- 収納には2割から3割の空きスペースをつくること
- 収納の中はすべてのものを見渡せるように工夫すること
などを意識することで使いやすく、片付けやす苦なるでしょう。
また、洗面は比較的狭い場所ですから、高さを活かした収納を心がけましょう。
スキンケア用品、歯ブラシなど普段使いのものは手を伸ばせばとどく高さ、ストック類や使用頻度の低いものは上の方や洗面台の中にしまうようにしましょう。
また、洗面台の側面などのデッドスペースも上手に使う工夫をしてみましょう。
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