金縛り??
ナルコレプシーという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
過眠症ひとつなのですが、ナルコレプシーをキッカケに不眠になってしまうこともあるようです。
ナルコレプシーになると入眠直後、金縛りにあいやすくなるらしく、金縛りに対する恐怖心のため眠れなくなってしまうのです。
ナルコレプシーの人は日本では20万人もいます。
多くの場合は思春期を中心に10歳代に発症することが多く、遺伝的要素はそれほど強くありません。
覚醒系の神経ネットワークや筋肉の働きをコントロールする神経ネットワークの機能が低下して睡眠発作や情動脱力を起こすのではないかと考えられています。
ナルコレプシーの4大症状
(4つの症状すべてが現れるのは20~25%程度)
- 日中の強い眠気、睡眠発作
危険な作業中や大事な場面(スピーチの最中など)でも突然眠ってしまいます。
緊張していても本人が眠りたくないと思っても関係ありません。大体の場合、30分以内で自然に目覚めます。
覚醒後は気分がすっきりしますが、数時間たつ激しい眠気に襲われます。 - 情動脱力発作(カタプレキシー)
笑う、喜ぶ、怒る、驚く、興奮するなど、強い感情の動きが引き金となって全身の筋力が左右同時に抜けてしまいます。
転倒しなくても、滑舌が悪くなる、頭が前に垂れ下がる、膝が笑うなどの症状が出たりします。
数秒~数分で治まります。
- 睡眠麻痺
俗に「金縛り」と呼ばれています。
入眠直後や覚醒直後に起こります。ほとんどの場合、数分で自然治まります。普通は入眠後90分~120分してから現れるレム睡眠が、ナルコレプシーになると入眠直後に現れます。
この時、何かの原因で覚醒してしまうと、全身の筋肉を動かせない(レム睡眠中は動きません)ので、いわゆる「金縛り」状態になってしまうのです。 - 入眠時幻覚
怪しい人影、幽霊、人が襲ってくるなど、かなりリアルで鮮明な恐ろしい幻覚を見ることが多いようです。
この時睡眠麻痺にも落ちっていることが多いので、かなり強烈な恐怖体験をすることになって、眠ることが怖くなってしまい、不眠になっていくこともあります。
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