言葉を素早く選ぶ能力を鍛えよう
脳では目にしたもの、耳で聞いたもの、匂い、身体的な感覚、味など五感で捉えた大量の情報を分析、取捨選択して必要なものだけを残して意識に上らせます。
毎日の暮らしの中で絶えず飛び込んでくる大量の情報から必要な情報を選び出し意識に残せるようになれば、自分の伝えたい事を効率良く伝え、スピーディーに問題を解決したり対処したりできるようになります。
そのためには、普段から大量な情報の中から「自分にとって必要な情報」を選び出すためのトレーニングが必要です。
例えば、日本人が古来親しんできた和歌という芸術があります。
これは季節、風景の美しさ、その時の心情や感動など様々な情報を五七五(七七)というとても少ない言葉で表します。
大量の情報の中から自分が伝えたい情報を見つけ出し、それを伝えるためにふさわしい言葉を瞬時に選び出すことで生まれる芸術です。
もちろん、和歌を嗜むというのも良い方法ですが、「自分の伝えたい事を効率良く伝え、スピーディーに問題を解決したり対処したりできるようになる」という目的を果たすためにおすすめのトレーニングは、
- 話し合った事
- 読んだ本
- 出来事
- 人との関係性
など複雑で大量の情報を含んだものを「一言」で表す習慣をつけるというものです。
これを習慣づける事で自分が伝えたい事を選び出し、まとめて端的に伝えるという脳のトレーニングになるのです。
できるだけ素早く、分かりやすく、誤解なく、必要な情報を伝えられるようになる事で、スピーディーに問題を解決したり対処したりできるようになります。
すぐに効果が現れるわけではありませんが、継続的に「まとめて端的に伝える」という脳機能をオプティマイズしていきましょう。
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