睡眠の質を改善する講座(3)

睡眠についてもっと知ろう!!

睡眠の機能

科学の進歩に伴い睡眠の適切にとることの大切が見直されてきています。

  • 就寝時間を早めずに起床時間だけを決めて生活していると、睡眠不足に陥って生活習慣病になりやすくなって高血圧や脳卒中を起こす可能性が高句なってしまいます。
  • 毎日1時間以上も昼寝をしている高齢者は認知症になる確率が2倍になります。
    30分以内の昼寝を習慣にしている高齢者は認知症になる確率が5分の1に減ります。高齢になると脳の働きが低下するにつれて「睡眠力」が低下してきます。
    睡眠時間がドンドン短くなって睡眠の質も低下してしまいます。睡眠の時間不足と質低下を補うために30分以内の昼寝をすることは、脳機能を維持し認知機能を維持するために、とても良いことです。しかし30分を超える長い昼寝をすると、睡眠や覚醒のリズムを崩すことにつながり、脳の働きを低下させて認知症になる確率が高くなってしまいます。

    睡眠中の女性
  • 子供の発育にはは成長ホルモンが必須です。
    成長ホルモンは入眠後3時間前後で現れる深い眠りの時に脳の下垂体から大量に分泌されます。
  • 成長ホルモンは大人にとっても大切なホルモンです。
    損傷した細胞の修復に必要だからです。睡眠の質の低下は体の修復機能を低下させ回復力の低下した疲れが取れない体を作ってしまいます。
  • 睡眠の質と時間は脳の発達や性能に大きな影響を与えます。
    子供の睡眠不足は脳の発達が遅を遅らせます。またセロトニンなど脳の興奮を抑制する脳内物質が減少し、働きも悪くなるので、感情が不安定になって、落ち込みやすくなったり、不安、心配、怒りなどのネガティブな感情に陥りやすくなります。
  • 睡眠には体が休むレム睡眠と脳が休むノンレム睡眠があります。
    レム睡眠中には脳がよく働くので夢を見ます。通常は目覚めると体も同時に覚醒するのですが、強いストレスを感じたりして、睡眠の質が低下していると、脳の覚醒に体がついてこれず、体が眠ったままで意識だけが覚醒する睡眠麻痺が起こります。この状態を金縛りと言います。

睡眠を適切に取ることは体の回復や脳の機能を高め健康で元気に幸せな毎日を過ごしていくためにとても大切なことです。

加齢やストレス、寝る前の時間の過ごし方など様々な理由で睡眠の質が低下し、体の回復や脳の機能に悪影響を与えています。睡眠についてもっとよく知って、睡眠の質を高めることで、毎日の生活をより豊かで幸せなものにしていきましょう。

奥村英樹

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト

関連記事一覧

ブログ

Q&A

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP
TOP